日本野鳥の会「バードウォッチング長靴」は、アウトドア派の方々に人気のレインブーツ。
このレインブーツを、バス釣りのオカッパリに使ってみました。
「真冬の寒さ」と「地面の鋭利なもの」を避ければ、快適に釣りを楽しむことができます。
本記事では、野鳥の会レインブーツの、オカッパリでの使い勝手、感じたメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
野鳥の会レインブーツ 概要
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発売元 | 公益財団法人 日本野鳥の会 Wild Bird Society of Japan |
商品名 | バードウォッチング長靴 |
品番/カラー | 47920/グリーン 47922/ブラウン 47923/メジロ 47927/グレー 47952/ダークブラウン |
素材 | 表/天然ゴム 裏地/ナイロン |
サイズ展開 | SS(23.0cm) S(24.0cm) M(25.0cm) L(26.0cm) LL(27.0cm) 3L(28.0cm) 4L(29.0cm) |
重さ | 約460g(Lサイズ片足) |
税込定価 | 6,930円(メジロ以外) 5,940円(メジロ) |
豊富なカラーラインナップも魅力の一つですが、カラーによっては数量限定のものがあるので注意が必要。
付属品
付属品は、下記の3点。
- リーフレット
- コードロック
- 収納袋
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小さなリーフレットが付属。長靴のお手入れ方法などが記載されています。
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合計5色のコードロックが付属されており、気分によってカラー変更可能。
ブラックのコードロックが、最初から装備されています。
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ロゴ付きの収納バッグも付属。持ち運びに便利です。
製造元
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アトム株式会社
同社のホームページを確認してわかったことは、下記の通り
- 広島県に本社を置くメーカー
- 1942年設立の歴史ある会社
- 作業用手袋・長靴の開発・製造・販売をしている
- タイに工場がある
手袋・長靴を専門に作っている企業であれば、品質面は信頼できそうですね。
製造国
上の写真にも記載がありますが、タイです。
スタイリッシュなデザイン
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「日本野鳥の会」という響きは少しカタイ感じがしますが、レインブーツのデザインはシンプルでスタイリッシュ。
老若男女、幅広い層が使いやすいデザインとなっています。
BirdのBが鳥になっているロゴもオシャレ。
やわらかい素材
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このブーツの最大の特徴は、その柔らかい素材。
クニャっと曲がるほど柔らかく、足の動きや姿勢に合わせて一緒に変形してくれる感じです。
歩きやすさ・動きやすさに秀でていて、足への負担が少ないのがポイント。
コンパクトに収納可能
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折りたたんで簡単に付属の収納バッグに入れられます。
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そこそこコンパクトに収納可能。
スーパーカブでの持ち運び・収納
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上の写真は、スーパーカブ110のフロントバスケットに収納した図。
筆者はバイク釣行が多いですが、雨の翌日などはカゴに入れて持参します。
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また、スーパーカブのリアキャリアにボックスを積んでおけば、ボックス内にも余裕で収まります。
やはり、コンパクトに折りたためるのは利点ですね。
アイリスオーヤマRVボックス密閉カギ付きタイプのインプレはこちら
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履きやすさ・脱ぎやすさ
履きにくく脱ぎやすい
薄く柔らかい素材なので、ちょっと履きづらい感は否めません。
くるぶしの部分がかなりスリムな設計なので、足を入れるときに、どうしても突っかかってしまいます。
スルっとスムーズには入りません。
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脱ぐ時は、カカトのでっぱりを踏みながら脱げば、スポっと簡単にいきます。
フィット感
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このレインブーツは、フィット感が高め。
特に、足首から下の部分ですが、下の写真の通り、厚めの素材で補強されているのがわかります。
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ですので、足首から下は少しキツメに感じるほどぴったりフィットする感じ。
この辺は好みがわかれるところかもしれませんが、きつめにフィットするのが好きな方にはオススメ。
オカッパリでのインプレ
バスフィッシングのオカッパリ(岸釣り)で何度も使っていますので、その時に感じたことをお伝えします。
夏場の草むらで重宝
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ぬかるんだ場所はもちろんですが、夏場の草むらでも重宝します。
雨が多い時期ですので、前日の雨の影響で草むらがずっと濡れていることも。
そんな時、やはりレインブーツがあるとぐんぐん進めて快適。
このブーツは背が高いので、膝のすぐ下くらいまでは水滴から保護可能です。
足が疲れにくい
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4時間ぶっ通しでオカッパリしてみましたが、特に足が痛くなることもなく、快適でした。
軽いのと、柔らかくて足の動きに合わせて柔軟に変形してくれるのが、要因だと思います。
あとは、自分の足との形状の相性が良かったのかなと。
ただ、さすがに夏場に4時間も履いていると、かなり蒸れますね。
持ち運びしやすい
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やはりコンパクトに折りたためるのは大きなメリット。
バイク移動だからといって、諦める必要なし。
気軽に持っていけるのは嬉しいポイントです。
地面の石や枝には注意
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大きめの石を踏むと足の裏がかなり痛いです。
上の写真に写っているくらいの石を踏むと、もう痛いので、石ころの多いところは注意。
また、根元で刈り取られた硬めの草や木の枝なども同じく避けるべし。
なるべく鋭利なものが少なく平坦な場所で使いましょう。
傾斜で踏ん張りにくい
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小河川(水路)沿いで釣りをする時、けっこう傾斜のある場所もありますよね。
こういった場所に立つ時、スニーカーやトレッキングシューズに比べて踏ん張りづらいです。
長靴の中で、指でしっかりホールドすることができません。
また、足の接地面がずれて、長靴の底ではなく側面の方まで踏むような形になってしまうことも。
このようなシチュエーションでは、この長靴の柔らかさはデメリット。
寒い時期には向かない
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付属のリーフレットに、「寒冷地での使用には向かないので厚手のソックスで対策すべし」といった旨、記載があります。
また、筆者は、野鳥の会レインブーツにすごく似ている「ジャッカルのパッカブルブーツ(レインブーツ)」も使っていますが、冬は冷えてしまって使えません。
なので、野鳥の会レインブーツも、冬は厳しいでしょう。
3月中旬(気温15℃)に使ってみましたが、まあなんとか薄手の靴下でも大丈夫って感じでした。
ジャッカル「パッカブルブーツ」との比較
上の方で少し触れましたが、ジャッカルのパッカブルブーツも使っており、両者を比較してみました。
製造元は同じなんじゃないか?と思うほど、けっこう似ています。違ったとしても、それくらい似通った素材と形状です。
フィット感
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野鳥の会レインブーツの方がタイトなフィット感
写真で比較するとわかりますが、野鳥の会レインブーツの方が細身のデザイン。
実際に履いてみても、かなりタイトにフィットするのを感じます。
足首から下部分の補強
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これも写真で確認すると明白。
野鳥の会レインブーツの方が、厚手の素材で足の甲の部分が補強されています。
ですので、よりフィット感が高くなっているのを感じます。
素材の厚さ・柔らかさ
野鳥の会レインブーツの方が薄くて柔らかいです。
厚い方のジャッカルパッカブルブーツでも、真冬は使えないくらい足が冷えるので、野鳥の会ブーツであれば、もっと冬は使いづらいことが予測できます。
メリット
野鳥の会レインブーツのメリットをまとめると、下記の通り。
- スタイリッシュなシンプルデザイン
- 素材が柔らかく動きやすい
- 素材が柔らかく折りたたみやすい
- コンパクトに収納可能
- バイクでも持ち運びしやすい
- ぴったりとしたフィット感
- 足が疲れにくい
- 軽い
デメリット
野鳥の会レインブーツのデメリットをまとめると、下記の通り。
- やや履きにくい
- 石や木の枝などを踏むと痛い
- 傾斜で踏ん張りづらい
- 冬の使用は厳しい
サイズ感の参考に
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筆者は成人男性(オッサン)で、Mサイズ(25.0cm)を着用。
ユニクロの無地ソックスの上から履いて、Mサイズでかなりピッタリした履き心地です。
筆者が履いているシューズ類のサイズは下記の通り。ご参考まで。
シューズ | 着用サイズ |
野鳥の会 バードウォッチング長靴 (レインブーツ) | Mサイズ (25.0cm) |
ジャッカル パッカブルブーツ | Mサイズ (25.0〜25.5m) |
アディダス スタンスミス | 26cm |
コンバース オールスター | 25.5cm |
KEEN ジャスパー2ウォータープルーフ | 25.5cm |
メレル モアブ2ゴアテックス | 25.5cm |
おわりに
野鳥の会のレインブーツは、シンプルでスタイリッシュなデザインで、どんな人でも手に取りやすいでしょう。
最大の特徴は、その柔らかい素材。折りたたんでコンパクトに収納可能。
また、足にぴったりフィットして動きやすく、長時間のオカッパリでも疲れにくいです。
一方で、素材が薄いので、石や木の枝などが多い場所での使用は苦手。
寒さが厳しい季節での使用も、現実的ではありません。
そもそも冬の雨の中で釣りをすることは少なそうですが・・・。
野鳥の会レインブーツより少しゆったりめのシルエットとフィット感を求めるなら、ジャッカルのパッカブルブーツがおすすめ。
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