タナゴやクチボソなどの小物釣りの仕掛けは、すでに完成したものが釣具屋さんに売っています。初めての釣りなら、それを使っても良いでしょう。
しかしながら、根掛かりで糸が切れてしまったら、釣りの再開が困難になるので、やはり自分で仕掛けを作れるようになっておきたいもの。
本記事では、筆者が実際に使っている「小物釣り用の仕掛け」の作り方を、写真多めで解説していきます。
*基本的にはタナゴ用のアイテムを使っていますが、タナゴ以外の小魚全般が釣れます。
この仕掛けで釣れる魚
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筆者がこの仕掛けで釣ったことのある魚・生き物は、下記のとおり。
- タイリクバラタナゴ
- モツゴ(クチボソ)
- タモロコ
- こいっこ(鯉の稚魚)
- ふなっこ(鮒の稚魚)
- オイカワ(小さめの個体)
- ブルーギルの稚魚
- テナガエビ
- アメリカザリガニ
タナゴ用の商品で作る仕掛けですが、小さな魚なら何でも釣れます。
用意するもの
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仕掛けを作るにあたり、必要な道具は下記の通り。
- 道糸(ミチイト)
- ウキゴム
- ウキ
- シモリ
- ハリス止め
- ハリ・ハリス
- 板オモリ
- 仕掛巻
実際に使っているアイテムは、下記の記事で紹介しています。
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仕掛けづくりの手順
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仕掛けを釣り竿に結ぶには、チチワを作る必要があります。
下記の記事で、動画と写真でチチワの作り方を解説していますので、これから覚えたい方はご覧ください。
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チチワ結びで竿先のリリアンにミチイトを結びます。
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完成した時に、竿と同じ長さになるようにカットします。
後ほど、ミチイトをハリス止めという金具に結ぶので、その分を考えて、筆者は竿より5cmくらい長めにしてカットしています。
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![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2023/06/c00cfce169ba5c10ad58d08e18381968-1024x576.jpg)
ウキを付けるのに必要な小さなゴムです。
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オーナー製の「たなご小丸目印」という商品の場合です。
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シモリに通してある糸の輪っかに、ミチイトを通します。
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通したミチイトを折り返すようにして二重にします。
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シモリをミチイト側に、スライドさせます。
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すべてのシモリを引っ越しさせます。
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ミチイト側への引っ越しを完了させます。
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ミチイトが二重になっている部分から、さらに奥へスライドさせ、上の写真のように移動を完了させます。
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ウキゴムにウキを刺し、その下にシモリを等間隔に配置します。
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シモリ止め(接続金具)の輪っか部分に、ミチイトを結びます。
筆者は、クリンチノットという結び方で結んでいます。
これからクリンチノットを覚えたい方は、下記の記事をご覧ください。
動画と写真で解説しています。
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チチワ付きの、タナゴ用のハリスを使います。
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この輪っかを、ハリス止めに引っ掛けるだけ。
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ハリス止めのヘアピン状の部分に引っ掛けます。
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奥までしっかりいくように付けます。
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板オモリは、手でも簡単に千切れます。
実際は、使うウキや釣り場の水深に合わせて微調整する必要がありますが、
ここでは、巻き方の例をお見せします。
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ハリス止めの輪っかが隠れるように巻き付けます。
ちなみに、板オモリは、タナゴ釣りでは厚さ0.1mmが標準。
筆者の場合、店舗に0.1mmがなかったので0.2mmを使っていますが、タナゴもその他の魚もちゃんと釣れています。
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完成。
仕掛巻に巻いて保管
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仕掛巻に仕掛けを巻き付けて保存するのが一般的です。
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針を引っ掛けます。
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あとは巻きつけるだけ。
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先端を切れ込みに入れて、固定します。
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これで完成。
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ミチイトの長さ・太さなど、自分がわかりやすい方法で保管しましょう。
おわりに
本記事で紹介した仕掛けの作り方は、かなり簡単な方法です。
初心者でも作りやすい仕様の商品を使っているからです。
本記事でも使った仕掛け作りに必要なアイテムは、下記の記事にまとめていますので、必要な方はご覧ください。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2022/06/f9fd259376f1bb114dea573e096635c6-300x225.jpeg)