渓流釣りの必須アイテムのひとつが、ランディングネット。
スミスのミニラバーネットコルク40は、小渓流で20cm程度のヤマメを相手にするには、使いやすいネットです。
本記事では、スミス ミニラバーネット コルク40を実際に渓流ルアーフィッシングで使ってみたインプレ(所感、気づいたメリット・デメリット)をご紹介します。
スミス ミニラバーネットコルク40 概要

ブランド | スミス(SMITH) |
品名 | ミニラバーネットコルク40 |
型番/品番 | 15176901 |
ハンドル長 | 約14cm |
エンド | 回転式キャップ |
網の深さ | 約16cm |
トラウト向けランディングネットの中でも、最小クラスのコンパクトネットです。
デザイン・構造

ブラックを基調に、ラバーネットはクリア、グリップ部分はコルクとなっており、シンプルで落ち着きのあるカラーリングとデザイン。

このように網目の粗いラバーネットは、人工的な雰囲気が出てしまうのですが、コルクが良い感じに雰囲気を中和してくれています。

グリップエンドにはリングが付いており、マグネットリリーサーとの接続が可能。
サイズ感

グリップエンドからフレームの先端までで、40cm。
幅は最大で16cm。
かなりコンパクトな設計です。
フレーム部分は、最大幅16cm×26cm。

ネットの深さは約16cmとなっています。
装備・装着方法

筆者は、マグネットリリーサーを使い、バックパックからぶら下げています。
釣れた時に、片手でサッと掴んで瞬時にマグネットを切り離し、ランディング可能。

スミス製マグネットリリーサー併用が良い感じ

ブランド | スミス(SMITH) |
品名 | マグネティック ネットリリース |
サイズ | S |
素材 | 真鍮(しんちゅう) |
装着方法・手順
マグネットリリーサーの黒いベルトをネットのグリップエンドにあるリングに通す

マグネットのリングをベルトに空いた穴に通す


もう一方のマグネットをフィッシングベストやバックパックなどに装着する

筆者はカラビナに通し、そのカラビナをバックパックに付けています。
あとはバックパックやフィッシングベストからぶら下げれば準備OK

収納性・携帯性
原付バイク(スーパーカブ)への積載・収納

筆者は、スーパーカブ110で渓流まで移動しています。
カブのリアキャリアに積んだボックスに収納するのですが、コンパクトなため余裕をもってスッポリ収納可能。

このコンパクトなネットを選んだ理由は、ずばり、原付バイクのボックスに入れたかったからです。
このボックスはフタ付きのため直射日光や雨を避けられるので、なるべくボックスにしまって移動したかったのです。

違うタイプのバイクに乗っておりボックスがない方でも、バックパックなどにも入るサイズ感なので、やはりこのコンパクトさに助けられるでしょう。
渓流での携帯性

小さいので、さほど邪魔になりません。
そして軽いので、体への負担は最小限に抑えられます。
筆者は上の写真のようにバックパックからぶら下げていますが、特に使いづらさは感じていません。
このようにぶら下げていると、一瞬で手が届くので便利。

使ってみて感じたこと
20cm前後のヤマメならサイズ的に問題なし

フレームのサイズはコンパクトな16×26cmなので、尺クラスのヤマメやイワナ、そしてニジマスを狙うには厳しいでしょう。
筆者の場合は、小渓流でルアーフィッシングをしており、釣れるのはいつも20cm前後のヤマメです。

20cmくらいのサイズであれば、問題なくネットインします。
ただ、もう少しフレームの幅が広いと助かるなとは思います。
スミスのマグネットリリーサーとの相性良し

小型ネット用に設計されたスミスのマグネティックネットリリースSとの相性は良いです。
マグネットは小ぶりながら磁力は十分。
歩いているときにネットが落下してしまうこともありません。

とっさの動きでも瞬時にマグネットは切り離され、スムーズなランディングが可能です。
トレブルフックはラバーネットに多少絡む

ミノーのトレブルフックは、ラバーネットに多少は絡みます。
とはいえ、網目はけっこう粗い方なので、絡んだフックをなかなか外せないというレベルではありません。

筆者はバス釣りで、網目の細かいネットを使ったことがありますが、これに比べるとストレスはかなり少ないです。
写真映えはイマイチ

ラバーネットのため、あまり写真映えはしないと感じます。
SNSでは、木製のフレームにカーキやオリーブ色などのネットを使ったものが多く、かなり雰囲気あるカッコイイ写真を頻繁に見かけますが、このネットだとちょっと物足りない感じですね・・・。
雰囲気ある写真を撮りたい方には向いていないでしょう。
超コンパクトで助かる

筆者の場合、
- 原付バイク釣行
- 小渓流でのルアーフィッシング
- 釣れるのは20cm前後のヤマメ
- マグネットリリーサーでバックパックからぶら下げる
といった条件で釣りを楽しんでいますが、やはり収納・携帯が簡単で、さらに、軽くて身体への負担が小さくて非常に助けられています。
超コンパクトで助かる、これが結論です。
メリット
- コンパクトで総じて収納・携帯しやすい
- バイクへの積載・収納もしやすい
- 軽くて身体への負担が少ない
- 小渓流にマッチしたサイズ感で邪魔に感じない
デメリット
- トレブルフックは少しネットに絡む
- 雰囲気ある写真は撮りにくい
- 対応可能な魚のサイズが限定的(20cm前後になる)
おわりに
スミスのミニラバーネットコルク40は、超コンパクトな渓流向けランディングネット。
小渓流で20cm程度の魚を相手にするのであれば、メリットの方が大きいアイテムでしょう。
軽くて携帯が楽で、ぶら下げてても邪魔にならないサイズ感です。
また、筆者のようにバイク釣行を楽しむ方にとっても、このコンパクトさは大きなメリット。
一方で、尺クラスの大きな魚を狙う方にとっては、サイズ不足ですね。
また、クリアカラーのラバーネットは、自然の雰囲気を少し崩してしまうので、渓流にマッチしたカッコイイ写真を撮りたい方にはマイナスポイントかなと思います。