デプスのスライドスイマー115は、喰わせサイズの小型ビッグベイト。
ジョイントボディが機敏な首振りアクションを演出します。
オカッパリでバスを狙ってみましたので、釣った方法、使ってみたインプレをご紹介します。
※マイナーチェンジする前の、2009年モデルで実釣したインプレとなります。
スライドスイマー115概要

ブランド | Deps デプス |
ルアー名 | new SLIDESWIMMER 115 ニュー スライドスイマー 115 |
タイプ | スローシンキング |
長さ(サイズ) | 115mm |
重さ | 22g |
税込定価 | 3,300円 |
発売時期 | 2020年8月 |
フックサイズ | #5 |
スプリットリング | #3 |
上記は、2022年12月1日時点の情報です。
2020年8月にマイナーチェンジした「new」スライドスイマーがデビュー。
筆者が使用しているのは、マイナーチェンジ前の2009年モデルです。
サイズ感

同じく小型ビッグベイトのひとつに、ガンクラフトのジョインテッドクロー128があります。

長さはないものの、ボディはジョイクロ128よりも太く、ボリューム感はあります。
ソフトシェルをまとったボディ

ゴムのような樹脂でボディが覆われており、本物のベイトフィッシュに近い質感となっています。
可動域が広いジョイントボディ

90度まで曲がるジョイントボディは、首振り能力の向上に寄与。

ジョイクロ128と比べても、可動域の広さがわかります。
釣果データ


No. | 日にち | 時間 | 天気 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類 (規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ヒットルアー | ルアーカラー | アクション |
1 | 11月14日 | 14:51 | 晴 | 1〜2m | 13℃ | 25cm | 河川H(小) | 濁っている | 用水路 | 70-80cm | スライドスイマー115 | コアカ | 水中ドッグウォーク (高速デジ巻き) |
2 | 11月30日 | 14:38 | 曇 | 1m | 16.8℃ | 32cm | 河川H(小) | かなり濁っている | 用水路 | 50-60cm | スライドスイマー115 | コアカ | 水中ドッグウォーク (高速デジ巻き) |
晩秋11月、中旬と下旬に1匹ずつ。
末日は、関東では気温が20℃まで上昇した暖かい日で、活性が高かったようです。
使用タックル

ロッド | メジャークラフト バスパラBXCT-705H |
リール | シマノ SLX MGL 70XG (エキストラハイギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 16lb |
ロッドは、バイク移動だったのでテレスコロッド(振り出し竿)を使用。
11〜42gのルアーに対応した、ヘビークラスのテレスコロッドです。
リールは、エキストラハイギア。
こういった首振りが得意なジョイント系ルアーであれば、デジ巻きで良いアクションを出しやすいので、ハイギアタイプがおすすめです。
ラインは、格安のものを使用しました。
使用したフィールド

エリア | 関東地方の田園地帯 |
釣り場タイプ | 水路 |
規模 | 小 |
水の流れ | 緩やか |
水質 | 通年で強い濁り |
水深 | 最も深い場所で推定1m程度 |
特徴 | ・変化に乏しい ・大河川の本流と繋がっている |
主なベイト | ・ブルーギル ・オイカワやタモロコ等の魚 |
プレッシャー | やや低い |
上記のような条件の水路から分岐している、幅2m以下の小さめの用水路で釣りました。
当日は、いずれも雨の翌日だったため、カフェオレのような強い濁りでした。
ルアーアクション

2匹とも、水中ドッグウォークで釣りました。
ロッドを動かさず、リールのハンドルを規則的に動かすデジ巻きで、素早く首振りをさせました。
一定のリズムで高速で動かすことで、速めのドッグウォークが可能。
幅2m弱の用水路で、水深10〜20cm程度のレンジを泳がせていると、バイトがありました。
実績のあるルアーカラー

カラー | 釣果 |
コアカ | 2匹 |
2009年のdepsメンバーシップ限定カラー。
視認性が高く、マッディウォーターでも使いやすいです。
また、ソフトシェル内部はホログラム仕様となっており、動かすとフラッシング効果もあります。
使ってみて感じたこと
※マイナーチェンジ前の2009年モデルを使用した所感です。また、あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことですので、参考程度にご覧ください。
水中ドッグウォークしやすい

ボディの可動域が広いので首振りしやすく、水中ドッグウォークが得意です。
見切られないために、一定の速度で規則的に動かすのがおすすめ。
そのためには、ある程度のスピードを維持しないと、アクションが破綻してしまいます。
速めのデジ巻き・水中ドッグウォークを実現するために、リールはハイギアの方がベターでしょう。
リトリーブは遅めに

リトリーブなら、遅めに巻いたほうが良いです。
速すぎるとキレイに泳ぎませんが、遅めのただ巻きなら、左右に蛇行する感じでリアルな泳ぎを披露します。
サイズと機敏なアクションで喰わせる

釣れたのは11月。表層をうろつくバスが少なくなってきた時期でした。
同じ用水路で、ゆっくり動かしたり、ただ巻きしてみたり、様々なアクションを試しましたが、結局は、2匹とも、速めにキビキビと首振りをしたら釣れました。

おそらく、機敏に動く「喰わせサイズ」のスライドスイマーを見て、捕食スイッチが入ったのでしょう。
ストラクチャーがほとんどない用水路なので、縄張りに侵入してきた他社への攻撃ではなく、ボトム付近にいた個体が、表層を泳ぐスライドスイマーを発見して、喰うために上がってきたと推測します。
ジョイクロ128との使い分け

筆者は、ジョイクロ128のフローティングモデルも使っていますが、スライドスイマー115との使い分けは、下記の通り。

おわりに
デプスのスライドスイマー115は、可動域の広いジョイントボディが特徴的で、機敏な首振りアクションが魅力。
喰わせのサイズ感なので、25cm程度の魚も釣れてしまいます。
デッドスロー的なアクションは苦手ですが、ある程度スペースのある場所で、首を振り振りさせてやると、良い釣果を得られることでしょう。
ジョイクロ128とうまく使い分けながら、小型ビッグベイトを楽しめると思います。
参考記事
ウェイトチューンで自分の好みの使用にするなら、ジョイクロ128がおすすめ。