タイニーブルドーズは、クランキングできるギル系の小型ビッグベイト。
バスの天敵であるブルーギルにそっくりで、バスにとって、こんなにもウザったいルアーはないはず。
タイニーブルドーズを巻くと、バスの「怒り&捕食スイッチ」を入れて釣ることができます。
本記事では、タイニーブルドーズで実際にバスを釣ってみた筆者が、このルアーの特徴、使い方、使ってみて感じたインプレをご紹介します。
タイニーブルドーズ 概要

ブランド | Deps デプス |
ルアー名 | TINY BULLDOZE タイニーブルドーズ |
タイプ | FLOATING LIP model フローティングリップモデル |
長さ (サイズ) | 100mm |
重さ | 3/4oz |
ラトル | ラトルイン |
税込定価 | 3,080円 |
発売時期 | 2020年11月 |
フックサイズ | #5 |
スプリットリングサイズ | #3 |
特徴
サイズ感

小さな野池や水路で頻繁に見かける、小型ブルーギルのサイズ。
この、手のひらサイズのギルは、本当によく見かけます。
ジョイントボディ

ジョイントボディにより、クネクネとしたリアルな泳ぎを実現。
また、一つ上のレベルでウザい動きを演出します。
胸ビレ&尾ビレ

胸ビレと尾ビレは、PVC(ポリ塩化ビニル)素材。
硬めの樹脂のような感じです。

胸ビレは、少なからず水に対する抵抗を生んでいる印象。
ポリカーボネート製リップ

しっかり潜り、しっかり水を噛む、大きめのリップが、クランキングを可能に。
障害物回避性能にも優れています。
重さ

約23g
自分で計量してみたところ、グラム表記では上記の通り。
釣果データ
使用ルアー | タイニーブルドーズ |
釣れた時期 | 8月上旬 |
累計釣果 | 1匹 |
最大サイズ | 33cm |
平均サイズ | 33cm |
釣り場タイプ | 小規模河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |

タイニーブルドーズと同じサイズのブルーギルが、わらわらと泳いでいるフィールドにて、1匹。
長さはないんですが、ブリブリとしたコンディションの良い1匹でした。
使用タックル

ロッド | メジャークラフト バスパラBXCT-705H |
リール | シマノ SLX MGL 70XG (エキストラハイギア) |
ライン | ダイワ BASS Xナイロン 20lb |
ロッドはバイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)を使用。
11〜42gのルアーに対応した、H(ヘビー)クラス。
かなり大きめのクランクベイトと同等のウェイト・巻き抵抗なので、ヘビークラスで違和感ないと感じます。

ラインは、ナイロンの20ポンド。
けっこう重いルアーですし、喰ってくる魚のサイズも大型になるので、太めにしています。
ルアーアクション
リトリーブ(ただ巻き)

釣った時は、ただ巻きでした。
クランキングとしては、遅くもなく速くもない速度。
水路の対岸にキャストし、巻いてきて潜らせて、巻き終わりに近づき浮上を始めるくらいのタイミングで、斜め下から飛び出してきてバイトしました。
クランクベイトと同様の使い方で釣ることができます。
浮上アクション

もう一つ使っているのは、グリグリ巻いて沈めてから止めて、プカーっと浮かせる浮上アクション。
これではまだ釣れていませんが、バスからのチェイスは多いです。
このぷかーっと浮いてくる動きは、本物のギルが水面まで上がってくる時の動きにソックリ。
潜行深度
クランキングによるストレートリトリーブでは表層から1.3mレンジまでをトレースすることができます。
引用元:デプス公式サイト製品情報ページ
デプス公式では、最大1.3m程度とされています。
筆者の場合、ナイロン20ポンドで1m弱くらいという印象でした。
ただ、ロッドの角度である程度は調整可能なので、水深1mもないシャローエリアで、表層〜中層くらいを潜らせています。
実績のあるルアーカラー

カラー | 釣果 | 水質 |
ナチュラルゴーストギル | 1匹 | マッディ |
カラーといよりは、フォルム、全体的なウザさでアピールして釣れたと思います。
ですが、やはり気に入ったカラーや釣れそうなカラーを投げるのは大事ですね。
使ってみて感じたこと
ウザったいアクション

初めて泳がせてアクションを確認したとき、「うわ、うぜえ・・・。」と感じました。
ブラックバスの気持ちになってみて、感じたことです。
- いつも見かけるブルーギルのサイズ
- クネクネ動くジョイントボディ
- 強い水押しと波動
- カタカタうるさいラトル音
上記のようなアピール力の強いアクション。
なんかクネクネ・ブルブルに連動して、ラトル音が強めで、ウザさに拍車をかけているんですよね。
もし自分がブラックバスだったら、コイツが縄張りに侵入してきたら相当ウザいです。かなりです。
絶妙なサイズ感

小さな野池や水路がメインフィールドなので、このサイズ感は絶妙。
暖かい時期は毎日のように見かけるサイズです。
40アップにとって | 捕食サイズ |
30アップにとって | 威嚇サイズ |
上記のようなイメージかなと。
いずれにせよ、射程距離に入れば、なんらかのアクションを引き出せるサイズ感です。
威嚇バイトを誘発できる

前述の通り、ウザいというのを強調してきました。
筆者が釣ったのは、かなりコンディションの良い33cm。
ギリギリ口に入るか入らないか、といったサイズ。
釣れたのはオーバーハング近くのブレイクで、段差があって急に深くなっている場所でした。
おそらく、縄張りのボトムに潜んでいたところ、非常にやかましい奴が侵入してきたので、排除しようとしたのでしょう。
自分がバスだったら、あのウザさは、同じく排除してますね。
個人的には、捕食ではなく、威嚇バイトだったと思っています。
ピンスッポットで攻められる

クランキングで広範囲を探るのはもちろんですが、ピンスポットの釣りにも使えるでしょう。
筆者がそうでしたが、数多くの実績がある、ここぞというオーバーハング近くのポイントで使ってみたところ、釣ることができました。
水面で餌をとるブルーギルをイメージしたデッドスティッキングや浮上アクションであれば、さらに時間をかけてネチネチ誘えます。
おわりに
タイニーブルドーズは、ブルーギルがいるフィールドであれば、何も考えずにとりあえず投げてみましょう。
個人的には、小規模フィールドにマッチしたサイズ感が非常に魅力的。
威嚇と捕食の両方で誘えます。
やはりそこは、ブルーギル。バスの本能を刺激します。
卵を襲ってくる天敵であり、捕食の対象です。
バスの気持ちになって、ウザさで攻めてみましょう。
同じデプスの小型ビッグベイト「スライドスイマー115」は操作が楽しいルアーです。
