メガバスのX-80トリックダーターは、日本各地でマッチザベイトを実現するサイズ感と、キレのあるダーティングが魅力。
オカッパリで使用してみましたので、使ってみた所感、釣り方・使い方をご紹介します。
X-80トリックダーター概要
基本情報

メーカー | Megabass (メガバス) |
商品名 | X-80 TRICK DARTER (エックスハチマルトリックダーター) |
サイズ/長さ | 80.5mm |
重さ | 3/8oz(9.8g) |
タイプ | サスペンド |
フックサイズ | 前後#6 |
メーカー希望 小売価格 | 1,600円 |
サイズ感

約8cmですが、かなり体高がありボディの幅も広く、ボリューム感はかなりのもの。

HMKLのK-1ミノー85SPと比べると、同じ8cmクラスながら体格が全然違います。

弟分のX-70との比較。差が目立ちますね。
フォルム・形状

タモロコやオイカワなど、日本のベイトフィッシュとマッチするフォルム。一般的なミノーよりも体高がある分、よりベイトフィッシュに近づいていますね。
リップ形状

リップは一般的なミノーのリップと違い、凹んでいます。メガバスのLive-X SMOLTと似た形状のリップですね。少しシャッド的な要素も感じられます。
ラトル
振ってみると、カチャカチャと大きなラトル音がします。
釣果データ

使用ルアー | X-80トリックダーター |
釣れた時期 | 6月7月 |
累計釣果 | 2匹 |
最大サイズ | 24cm |
平均サイズ | 約23cm |
釣り場のタイプ | 小河川 |
釣り場の水質 | ステイン〜マッディ |
梅雨入り前に1匹。戻り梅雨に1匹を追加。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 666TMB |
リール | シマノ SLX MGL 70 (ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS Xナイロン 12lb |
原付バイク・自転車移動が多いため、ロッドはテレスコロッド(振り出し竿)を使用。
全体的に安めのタックルです。

ルアーアクション

トゥイッチで左右にダートさせたところ、バイトがありました。
釣り場に着いて2投目、「お!いい動きするじゃん」と思いながらトゥイッチしてダートアクションを確認していたら、目の前でバイト!
釣れたポイント・レンジ

1匹目は、護岸沿いですが、段差がある場所だったため、段差の下の死角に隠れていたようです。
下からヌっと現れて必死にルアーを追ってバイトしてきました。レンジは表層。水深20-30cmくらい。
2匹目は、水路と野池をつなぐ用水路。用水路の角っこに落とし、トゥイッチですぐにバイト。
レンジは、こちらも表層。水深20-30cm程度でした。
実績のあるカラー

ルアーカラー | 釣果 |
オイカワ系 | 1匹 |
トラウト系 | 1匹 |
オイカワ系とトラウト系のカラーで1匹ずつ。
オイカワ系で釣った川は、実際にオイカワがわらわらと泳いでいる時期でした。
どちらのカラーも塗装・光沢が美しく、フラッシング効果が強くて良い反応を得られました。
使ってみて感じたこと
*あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
キレのあるダートアクション

名前の通り、トリッキーなダートアクションが強みだと感じました。
トゥイッチやジャークで、縦に横にキレのあるダートを見せてくれます。
強めにジャークすると、時折、水面に浮いてジャンプしたりしますが、これはこれでボイルっぽくて良いかなと個人的には思いました。
軽めの力でよく動く

あまり力まずに、ロッドをクイっと動かしてトゥイッチすると、しっかりとダートアクションで応えてくれる感触があります
しっかり止まる
12lbのナイロンラインを使用しましたが、わりとピタっと止まってくれるので、バスが潜んでいそうな障害物まわりでポーズさせる時などに助かりそうです。
低水温期での出番も増えそうな予感。
小型・軽量ミノーと同等クラスの機敏性

筆者は、スピニングタックルで4g前後の小型・軽量ミノーをよく投げるのですが、ミノーは小さく軽い方が機敏な動きを出しやすいです。
X-80トリックダーターは、4g前後のミノーと同等クラスの機敏性があります。
潜行深度は50〜80cm程度

もちろん使用するラインや動かし方で変わってきますが、ナイロン12lb使用でのトゥイッチやジャークでは、潜行深度は50〜60cm程度でした。ただ巻きではもう少し、70〜80cm近く潜る感じです。
小規模フィールドのシャローエリアであれば、表層〜中層をカバーできるでしょう。
ただ巻きでも安定した泳ぎ

がっちりした体型で、ただ巻きでも姿勢を崩さず安定した泳ぎを披露します
トゥイッチやジャークに疲れたり、広範囲をテンポよくランガンする際に助かるでしょう。
アピール力はかなり強め

晴れ、風がけっこう強く水面は波立っていて、水は茶色っぽく濁っていましたが、バスは簡単に見つけてくれたようです。これは、このルアーのアピール力によるものでしょう。
- 体高と幅のある大柄な体格
- 体格による強めの水押し
- 大きめのラトル音
- キレのあるダートアクション
- ヒラ打ち時の明滅効果
- 光沢のある塗装による反射
以上のようなアピール要素が詰まっています。
ベイトタックルで扱いやすい

ほぼ10gあるので、ベイトタックルでも投げやすいです。
少なくとも小規模フィールドではストレスなく必要な飛距離が出るでしょう。
また、上の方で少し触れましたが、ベイトタックルでも、そこまで力まずにロッドを動かすと、それに応えるようにしっかりダートしてくれます。
おわりに
初めてX-80トリックダーターを投げてトゥイッチした時、その動きを見て、「えっ、こんなん絶対に釣れるじゃん!」と思ったのを今でも覚えています。
予感通り、2回目の釣行で、小バスながら2投目であっさり釣れてしまいました。今後、まだまだサイズUPを狙えると思っています。
普段、スピニングで小型・軽量ミノーを投げまくっている筆者ですが、このルアーはベイトタックルで投げても、小型・軽量ミノーたちと同等の機敏性を示してくれます。
アピール力はかなり強めなので、マッディウォーターや風のある日でも使いやすいでしょう。


弟分のX-80Jr.の記事です。実釣動画もあるので、よろしければご覧ください。
