バス釣りのオカッパリ(岸釣り)で、最も大きなタックルのひとつが、ランディングネット(タモ網)。
アングラーの機動力からランディングの難易度まで、大きな影響を与えます。
そもそも、このアイテムは必要なのか?と迷う方も多いでしょう。
結論から言いますと、無くてもなんとかなりますが、あった方がメリットが多いです。個人的にはそう感じます。
本記事では、
- ランディングネットなし
- ショートグリップのランディングネット使用
- 伸びるランディングネット(振り出し式)使用
という3段階のステージを経験した筆者が、バス釣りオカッパリにおけるランディングネット使用のメリット・デメリット、おすすめのランディングネットについてお伝えします。
ランディングネットを使うメリット
筆者の個人的な意見ですが、ランディングネットはあった方が良いと思います。
バス釣りを本格的に始めて、もうすぐ5年目に突入しようとしていますが、今ではランディングネットの携帯率はほぼ100%。
理由を、以降の項目で述べてみます。
余裕を持って取り込める
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ネットがあれば、魚を手元までたぐり寄せて掴む場所を探したり、モタモタする必要なし。
勝負が早いです。
ケガを防止できる
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魚を掴もうとしたタイミングで暴れられると、フックが手に刺さって怪我をする恐れあり。
ネットがあれば、怪我する確率を限りなく小さくできるでしょう。
魚を保護できる
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地面に直接置くと、夏のコンクリートならヤケドしてしまいます。
柔らかい草でもない限り、暴れて怪我をすることもあるでしょう。
ネットがあれば、地面に直接置くことなく、フックを外してリリース可能。
落ち着いてフックを外せる
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地面に置くとピチピチ跳ねたり暴れたりして逃げられることも。
ネットに入れておけば動きを制御しやすく、フックも外しやすいです。
素早くリリース可能
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上記の項目を全て踏まえると、素早くスムーズにリリースが可能。
酸欠で弱ってしまう前に逃がしましょう。
ランディングネットを使うデメリット
出費
当然ですが、ランディングネットを購入する費用が発生します。
それも、高いものだと1万円以上しますので、そこそこの出費となります。
邪魔
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本当に邪魔。最大のデメリットです。
釣り場まで運ぶところから、ランガン時の携帯まで、常に邪魔。
機動力が落ちて、体力を消耗していまいます。
一般人はカッコつける必要なし
ハンドランディングや抜き上げは豪快でカッコイイと思います。しかし、筆者は一般人。
テレビカメラが撮っているわけでもなく、カッコつけたところで誰も見ていません。誰かのお手本になる必要もなし。
それであれば、自分自身と魚の安全を考えて、ランディングネットを使ったほうがベターかなと。
まあ、ここは個人の意見なので、人それぞれ。
40アップの抜き上げは不安
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30cm台の魚なら、ほとんどの場合はヒョイっと抜き上げ可能。魚の体格によってはスピニングタックルでも可能。
しかし40cmを超えてくると、巻いているラインの太さにもよりますが、抜き上げるのは不安になることも。
ラインブレイクやフックオフの不安がよぎってしまう、絶対に逃したくない場面では、ネットがあった方がベター。
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上の写真の「48cmモンスター」を釣った時は、12ポンドを巻いていたので抜き上げは諦めました。というか、20ポンドでも抜き上げはしなかったと思います。
こんな時に限ってネットをバイクに置き忘れていました。
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- 口がかなり大きかったうえ
- プラグが口の外側に掛かっていたのと
- 足場が比較的良かったので
なんとか口を掴んで無事にキャッチできました。ただ、毎回毎回、これくらい掴みやすいってことはないと思います。
この時はさすがに、ランディングネットの必要性を感じました
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この48cmの翌日、同じ釣り場で奇跡的に45cmがヒット。
前日の反省を活かして、冷静にネットでランディング。
やはりこのクラスだと、抜き上げは難しい・危険と感じるので、ネットがあると安心。
実際、筆者の場合、ランディングネットを使うのは35cm以上の良型がほとんど。あとは、地面に直接置けないようなシチュエーションですね。
ランディングネットはどんなタイプが良い?
筆者は、
- ショートグリップの伸びないタイプ
- 3m以上伸びるタイプ(振り出し式)
の2種類を使ってきました。
それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
ショートグリップ
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メリット | デメリット |
---|---|
安い 軽い 瞬時に使える | 自分の近くでしか取り込めない 足場の良い場所での使用に限られる |
筆者が初めて使ったのはこのショートグリップタイプ。安いので手を出しやすいですね。
軽いのでバッグからぶら下げていてもさほど負担にはなりません。
伸びないので、自分の手が届く範囲でのランディングネットに限られてしまい、足場の良い場所での使用がほとんど。
筆者は「プロックス ラバーランディングネットショートグリップ」を購入。今でもたまに使っています。
ただ、バス釣りのおかっぱりで使われることは少ないタイプではあります。
3m以上伸びるタイプ(振り出し式)
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メリット | デメリット |
---|---|
傾斜や高さのある場所でも使える 足場が悪い場所でも取り込みやすい | 価格が高い 重いので負担になる オプションパーツが必要になる 伸ばすのに手間取ることも |
種類によっては2m前後のタイプもありますが、3m以上のタイプとなると、かなりズッシリと重くなります。
また、伸びないタイプと比べてランディングネット本体の価格が高いだけでなく、携帯に必要なオプションパーツが必要なこともあり、出費が大きくなります。
ランディング時には(携帯方法にもよりますが)、
- ネットを取り出して
- 折りたたんでいる状態から戻して
- 伸ばして
- やっとランディング
という工程でモタつくことも。
結論:伸びるタイプ(振り出し式)がおすすめ
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両方のタイプを使ってきましたが、なんやかんや伸びるタイプの方が便利だと感じました。
どうせ荷物が増えるのであれば、伸びるタイプを携帯してあらゆるシチュエーションに対応できた方が良いですね。
どのくらい伸びる方がいい?
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3mあれば大丈夫
3.8mと3.3mを使ってきましたが、MAXまで伸ばし切ってランディングしたことはほぼありません。
なので、スーパートリックスターネットでいうところの、2.8mタイプであれば、ほとんどのシチュエーションに対応可能だと思います。
心配なら3m以上を選んでおけば安心ですが、その分、重くなるので覚悟が必要。
落とし物の回収なら長いと助かる
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筆者が「MAX3.8m」まで伸ばして使う時は、落とし物や飛んでいったルアーの回収時。
長くて損することは少ないでしょう。
おすすめのランディングネット
筆者が実際に使用してきた2種類のランディングネット(振り出し式)をご紹介します。
ジャクソン スーパートリックスターネット
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最初に試したのは、「ジャクソン スーパートリックスターネットSTN-380」。
デザイン的には、スーパートリックスターネットが良いと思います。
また、1.8m・2.8m・3.8mの3種ラインナップから選べるのも魅力。一方で、オプションパーツをいろいろ揃える必要あり。
詳細は下記の記事にまとめています。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/07/53426fa2b2b850c81339121670fe85d3-300x169.jpg)
プロックス オールインワンミニ
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スーパートリックスターの後に使い始めたのが、3.3mまで伸びる「プロックス オールインワンミニ」。
デザインが気にならないのであれば、こちらの方がおすすめ。
こちらは、その名の通り、必要な機能やパーツが全て付いていてコンパクトに収まっているタイプ。
余計なパーツ・出費が少なくて済みます。
詳細は下記の記事にまとめています。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2023/05/e15dc0455363adc4b71e7c723fa62746-300x169.jpg)
おわりに
バス釣りのオカッパリに、ランディングネットは必要か?それは、人によって思うことはさまざま。
個人的には、使うことによるメリットの方が大きいと感じます。
特に、40cmを超えるような良型を確実に取り込みたいなら、持っていた方が安心。
ただ、邪魔です。すごく邪魔。
どちらを取るかですね。邪魔でもいいから確実なランディングを求めるか、それとも身軽さを求めるか。
もし、ランディングネットを使ってみようと思ったら、3m前後の振り出し式をおすすめします。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/12/a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-300x225.jpg)