ギル系ワームは、デカバスを狙えるアイテムのひとつ。
ノリーズの「3.6インチ フリップコギル」も例外ではなく、良型が釣れる喰わせのワーム。
大型のマス針とネイルシンカーを使ったネコリグであれば、ギル系ワーム初心者でも40アップを釣ることが可能です。
このフリップコギルを使い、オカッパリで実際にバスを釣ってみました。
本記事では、フリップコギルの特徴、ネコリグで使ったフック・シンカー、動かし方、使ってみた所感をご紹介します。
3.6”フリップコギル 概要

ブランド | ノリーズ NORIES |
ルアー名 | 3.6インチ フリップコギル 3.6”FLIP KOGILL |
サイズ(長さ) | 3.6インチクラス/92mm |
入数 | 5個 |
メーカー希望 本体価格 | 750円 |
推奨フックサイズ
オフセットフック | #3/0 |
マス針 | #3/0 |
オフセットフックは、公式サイトに記載あり。
マス針については、ノリーズ代表の田辺哲男さんが、動画内で使っているサイズ。
重さ

約11.2g
サイズ感・フォルム
ワイド&フラット型ギル系ソフトベイトが「フリップギル」。
引用元:ノリーズ公式サイト製品情報ページ

他社の定番的なギル系ワームと比較してみても、やはりワイドでフラット。

厚さは、ドライブSSギル3.6″とブルフラット3.8″の半分近い薄さ。

ブルフラットやドライブSSギルのように、「片面のみフラット」という仕様ではなく、両面ともフラット。

テールは、カエルを連想させるツインテール。
重さの比較

ワーム名 | 重さ |
3.6″フリップコギル | 約11.2g |
ドライブSSギル3.6″ | 約13g |
ブルフラット3.8″ | 約14.4g |
横幅はあるものの、かなり薄いので重さは抑えられています。
釣果データ
使用ワーム | 3.6″フリップコギル |
使用リグ | ネコリグ |
釣れた時期 | 7月下旬 |
累計釣果 | 1匹 |
最大サイズ | 42cm |
平均サイズ | 42cm |
釣り場タイプ | 小河川(水路) |
釣り場の水質 | マッディ |

水路では、かなりギルが活発で、頻繁に姿を見かけました。
まだギルネストがあったのかもしれません。
とりあえず、ギルがかなり多いフィールドで、良型を釣ることができました。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 666TMB |
リール | シマノ SLX MGL 70(ノーマルギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 14lb |
ロッドは、原付バイク・自転車移動に便利なテレスコロッド(振り出し竿)。
5g〜18gのルアーに対応したバーサタイルロッドです。
仮に3.5gのシンカーと合わせても15g以下なので、十分に対応可能。
ラインは、ナイロンの14lb。
やはり大きめのバスを想定して、最低14ポンドは欲しいところ。

ネコリグ

田辺哲男さんのマネ(動画)をして、ノーシンカーワッキーリグも試してみたのですが、自分の中で理想的な動きを出せませんでした。
ネイルシンカーを入れたところ、「これだ!」というアクションに変化。
初使用でいきなり良型が釣れました。
使用フック・フックサイズ

フックは、RYUGI(リューギ)のヘビーガードタリズマン。
フックサイズは、#3/0。
重量級の魚に備えて、大型フックを用意しましょう。
根掛かりを回避しやすいヘビーガード仕様を使いました。
フック自体がけっこう太くて頑丈な造りです。

40アップの分厚い口をガッツリと貫通していました。
ネイルシンカー・ウェイト

スタジオワンハンドレッドのタングステンネイルシンカー。
ウェイト(重さ)は、3/63oz(約1.3g)。
ネコリグの時は、だいたいこのシンカー使ってます。
理由は、安いから。
実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
アルビノギル | 1匹 |
マッディウォーターでの釣りが多いので、まずは明るめのカラーで試してみました。
このカラーは、濁った水の中でも視認性が良くておすすめ。
ルアーアクション

中層スイミング
スイミングといっても、「ただ巻き」ではなく、ロッドを上下に動かしながら、ゆっくり巻きました。
ワームはボトムまでつけずに、ボトム付近から表層を上下に移動させる感じ。
これを2〜3回繰り返してたところ、フォールのタイミングでラインが横に走りました。
使ってみて感じたこと
ギル系ワーム初心者はネコリグがおすすめ

筆者は何を隠そう、ギル系ワームで釣った経験がありませんでした。
(ドライブSSギル2インチで小バスを釣っただけ・・・。)
以前、ドライブSSギル3.6インチで何度かバイトがあったのですが、しっかりとフッキングできず、乗らなかったり、バラしてしまったり、苦手意識があったのです。
田辺哲男さんが、動画でフリップコギルにマス針を使っており、「これなら自分にもできそうだ」と感じたのでした。

動画を見て、数日後にはコレです。
やはり、マス針の方がフッキングは簡単でした。
操作を楽しみたい人はネコリグを試すべし

これは、マス針を使って中層をスイミングさせる場合の話。
上の方でも少し触れましたが、ノーシンカーワッキーを試したところ、フォールにすごく時間がかかるし、自分の理想の動きが出ませんでした。
ネイルシンカーを頭に差しこんだところ、「おお!これだ!」という動きに。
中層で常に上下に動かし続けるのが楽しく、また、ノーシンカーよりはテンポよく探れるので、個人的にはネコリグの方が面白いと感じました。
ただ、田辺哲男さんは、ノーシンカーワッキーで57cmを釣ってます。さすが。
合わせるのはワンテンポおいてから

釣ったときは、ラインが横に走ったのを確認してからフッキングができました。
いっぽうで、翌日に再度バイトがあったとき、確実に「ガツ!」っときたので、すぐさまフッキングしたところ、マス針だけ戻ってきました。
おそらく、咥えたていたけど、針先までは咥えていなかったのかと。
フリップコギルはかなりワイドボディなので、焦らずワンテンポおいて様子をみた方がよさそうです。
「魚が小さかったから、一口で飲み込めなかったんだな。きっとそうだ。」と自分に言い聞かせました。
40アップなら、ひとくちでいけるはず。
飛距離は全く出ない

ワイド&フラットなボディの弱点ですね。
風の抵抗を受けすぎて、力を込めても全く飛びません。
その名の通り、フリッピングでのショートキャストで使うのがベター。
着水音は控えめで良し

ボディに厚みがなく、重量感もないので、着水音はかなり控えめ。
魚に警戒心を与えずに済みそうです。
水押し・受ける水の抵抗も大きい

ワイドなボディなので、風だけでなく、受ける水の抵抗もかなり大きいです。
ネコリグで中層をリフトする時も、かなりの水圧がかかり、重く感じます。
そして、水押し。
力強く水を押し、大きな波動を発します。
小規模フィールドでのデカバス狙いに

小さな野池や水路で釣りをすることがほとんどなので、筆者にとっての「デカバス」とは、40アップのこと。
こういった小さな釣り場でデカバスを狙うには、ちょうどいいサイズ感。
さすがに、このワイドボディだと、20cm台は食ってこれないかなと思います。
この水路は、かなりブルーギルが多いなとは感じていたので、マッチ・ザ・ベイトだったはず。
おわりに
3.6インチフリップコギルは、初めてのギル系ワームにおすすめ。
特に、大型のマス針を使ったネコリグなら、筆者のような初心者にもチャンスあり。
釣り場にギルがいるなら、投げてみることをおすすめします。
デカバスにとって、食べ応えのある喰わせワームです。
ブルーギルのプラグもかなり面白いです。
似たような小型ギルであれば、デプスのタイニーブルドーズがおすすめ。
