野池や川のエサ釣りにおいて、ミミズは最強の餌でしょう。
そのミミズ成分を配合しつつ加工された新感覚のエサが、ヒロキューの「ポケミミズ」。
生きたミミズが苦手という方でも問題なし。そしてちゃんと魚が釣れます。
本記事では、延べ竿を使ったウキ釣りで、ポケミミズを餌にして魚を釣っている筆者が、ポケミミズの特徴、釣れる魚、使ってみて感じたメリット・デメリットなどのインプレをお伝えします。
ポケミミズ 概要
ブランド | ヒロキュー HIROKYU |
商品名 | ポケミミズ |
種類(サイズ) | 太/細 |
入数 | 太:10本 細:15本 |
保存方法 | 常温 |
対象魚 | フナ コイ タナゴ アユ オイカワ ブラックバス 他 |
主要原料 | 生オキアミ 生ミミズ 他 |
発売日 | 2023年4月6日 |
2023年4月に登場した新しい商品です。
価格
2023年11月下旬時点、ポケミミズ1袋あたりの価格は、税込660円〜700円が相場。
ネット通販
各種ネット通販サイトを見る限り、2023年11月下旬時点、
1袋あたり送料込みで税込700円が相場
となっています。
筆者は2023年5月下旬にネット通販で購入しましたが、やはり送料込みで税込700円でした。
店舗だと700円を切る
2023年11月30日時点、とある釣具チェーン店にて、税込660円で売っていました。
素材・成分
オキアミとミミズの成分を配合した天然素材(食品素材)でできているので、環境に優しいエサですね。
サイズ感
筆者が使っている「細」タイプのサイズです。
サイズ(長さ) | 約9cm弱 |
太さ | 蕎麦くらい |
ニオイ
フルーツの香りがついているので、そこまで臭くはありません。
よーく嗅いでみると、エサ特有のニオイが少しします。
フルーツのニオイ80%、生餌っぽいニオイ20%といったところ。
ジップタイプの袋
保存・保管しやすいジップタイプのパッケージ。
実際に釣ってみた
時期 | 6月上旬 |
釣り場タイプ | 田園地帯の水路 |
釣りスタイル | 延べ竿を使ったウキ釣り |
竿・仕掛け | 竿:小魚名人270(9尺) ミチイト:0.8号 針:赤虫鈎 3号 ハリス:0.6号 ウキ:トウガラシウキ |
釣果 | オイカワ10匹〜 タモロコ2匹 |
餌として十分な釣果をもたらしてくれます。
米粒サイズで使用
赤虫鈎の3号に、米粒くらいの大きさにちぎってハリに付けました。
オイカワや10cm弱のタモロコにはちょうど良いサイズです。
ポケミミズで釣れる魚
ポケミミズで釣ったことがある魚は、下記の通り。
- オイカワ
- クチボソ(モツゴ)
- タモロコ
- ブルーギル
今後、どんどん使ってもっと色々な種類の魚を釣ってみようと思います。
上のメンツを見る限り、おそらくほとんどの淡水魚が釣れるんじゃないかなと思います。
使ってみて感じたこと
手で簡単にちぎれる
片手でザクっと簡単にカット可能。
狙う魚のサイズに合わせて使えます。
よく釣れる
6月は、オイカワやタモロコなどの小魚がバンバン釣れました。
11月下旬には、1時間程度の釣行で、野池で小さなブルーギルを3匹。
この時期にしては悪くない釣果でしょう。
手が臭くならない
手が液で汚れてしまいますが、その手を嗅いでも臭くはありません。
フルーティーな香りが強め。
生きたミミズを針に通すと、どうしても体液が手について、臭くなってしまいます。
一方で、このポケミミズなら、手に付くのはフルーティーな香りです
活き・鮮度が落ちない
生きたミミズと違い、使っているうちに活きが悪くなってくることがなく、長時間使えます。
保管がラク
常温保存で直射日光を避ければOK。
生きたミミズよりは気を使わずに保管できます。
袋はジップタイプなので保存がラクです。
小魚なら長時間遊べる
ポケミミズの細タイプ1本を、米粒サイズに千切って釣りをしましたが、この方法では3時間ほど釣りを楽しめました。
1匹釣っても、まだポケミミズを継続して使えることが多く、持ちが良いと感じました。
数ヶ月の保管も可能
6月に数本だけ使って、残りをパッケージに保管しておきました。
9月に、再び釣りに行って使ってみましたが、爆釣しました。
さらに残りを11月下旬に使い、ブルーギルをサクっと3匹。
デメリット
- 液に浸けてあるので確実に手が濡れる
- 生き餌の”活き”はない
- 生き餌のように動かないので生命感はない
メリット
- カットしやすく狙う魚に合わせて楽しめる
- 手が臭くならない
- 持ちがよく長時間遊べる
- 生き餌のように活きが落ちることがない
- 保存・保管がラク
- 少なくとも6ヶ月は放置(保管)可能
- よく釣れる
- 環境に優しい素材(魚に無害)
パワーミニイソメとの比較
パワーミニイソメという人工えさがマルキユーから出ています。
海釣り用ですが淡水魚も釣れるアイテムで、ポケミミズと似たような使い方ができます。
各項目で比較をしたのが、下の表です。
項目 | パワーミニイソメ | ポケミミズ |
釣れやすさ | ○ | ◎ |
ちぎりやすさ | △ | ◎ |
ニオイのきつさ | ◎ | △ |
手の汚れにくさ | ○ | ○ |
保存のしやすさ | ◎ | ◎ |
耐久性 | ◎ | ○ |
コスパ | ◎ | ○ |
印象を一言で表すと
- パワーミニイソメ
- ポケミミズ
両方使ってみた感じでは、ポケミミズの方がより餌に近く、パワーミニイソメはほぼワームです。
パワーミニイソメについては、下記にまとめました。
おわりに
ヒロキューの「ポケミミズ」は、生きたミミズが苦手な人でも使いやすい新しいタイプのエサ。
そして、ちゃんと魚が釣れる有能なアイテムです。
余ってもジップタイプのパッケージで保管するだけなので、管理しやすくオススメ。
生きたミミズが苦手な方は、ぜひ使ってみてください。
ポケミミズを使ったエサ釣り・小魚釣りなら、小魚名人というコンパクトな竿がおすすめ。