ジャッカルのシザーコームは、エビでも虫でもないユニークな形状のワーム。
4対のアームとスプリットテールの微波動は、バスの好奇心を刺激し、バイトを誘発します。
シザーコーム3.8を使い、オカッパリでバスを刺激してきました。
おすすめのリグ(仕掛け)をはじめとした使い方・釣り方、使ってみて感じたことをご紹介します。
シザーコーム3.8 概要

基本情報
ブランド | ジャッカル JACKALL |
ルアー名 | シザーコーム3.8インチ Scissor Comb 3.8” |
サイズ(長さ) | 3.8インチ |
入数 | 7本 |
推奨フックサイズ | オフセット#1・#1/0 |
税込定価 | 836円 |
重さ

ひとつあたり、約4.3g。
2gのジグヘッドリグを使用しても、合計6.3g。
スピニングタックルでも十分対応できるウェイトです。
サイズ感・フォルム

スピニングで投げるワームにしては、割と大きめでボリューム感があります。
2対の触角にも見えるのは、スプリットテール。

そして特徴的なのが、4対のアーム。微波動の源です。
存在しそうで実は存在しないフォルムですね。エビでもなく昆虫でもない。
一番近いのはテナガエビでしょうか?
しかし、この奇妙なフォルム・シルエットは、かなりバスの興味をひくようで、かなりチェイスが多いです。
使い方・釣り方


釣果データ
日にち | 時間 | 天気 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類(規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ルアーカラー | リグ | アクション |
2022/8/21 | 17:29 | 曇 | 1m | 26.6℃ | 25cm | 河川H(小) | 濁っている | 斜め護岸沿い | 70-80cm | ステルスカスミシラウオ | ジグヘッドリグ(#1/1.8g) | ただ巻き(普通の速度) |
2022/9/12 | 17:00 | 晴 | 2m | 26.6℃ | 34cm | 河川A(小) | 濁っている | 護岸沿い | 50-60cm | ステルスカスミシラウオ | ジグヘッドリグ(#1/2.2g) | ただ巻き(普通の速度) |
2022/9/12 | 17:19 | 晴 | 2m | 26.6℃ | 約15cm | 河川A(小) | 濁っている | 障害物まわり | 50-60cm | ステルスカスミシラウオ | ジグヘッドリグ(#1/2.2g) | ただ巻き(普通の速度) |
晩夏から初秋に3匹。2匹目は、小場所にしてはなかなかの良型でした。
使用タックル

ロッド | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール | シマノ セドナ 2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 6lb |
原付バイク・自転車移動が多いのでロッドはテレスコロッド(振り出し竿)。
リールとラインは格安のもの。
使用したフィールド

エリア | 関東地方の田園地帯 |
釣り場タイプ | 河川(水路) |
規模 | 小 |
水の流れ | 緩やか |
水質 | 時期によるが濁っていることが多い |
水深 | 最も深い場所で推定1.5m程度 |
特徴 | ・変化に乏しい ・わずかながら橋や水門はあり |
主なベイト | ・オイカワやタモロコなどの魚 |
プレッシャー | やや高い |
上記は、34cmが釣れたフィールド。
この他にもう一ヶ所、似たような条件の水路で釣れています。
使用リグ(仕掛け)
ジグヘッドリグ

今のところ、すべてジグヘッドリグで釣っています。
これからジグヘッドリグを試そうと思っている方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。
使用フック・サイズ・重さ
デコイ マジックヘッド

デコイのマジックヘッドは、ベーシックなガードなしのラウンドヘッドタイプ。
根がかりが少ない水路の護岸沿いを巻くのに活躍します。
サイズは#1。
重さは、1.8g。
ダイワ バザーズジグヘッドSS ガード付きラウンド

ダイワのバザーズジグヘッドSS。
ガードが2本付いており、多少のウィードやブッシュであれば回避可能。
サイズは#1。
重さは、5/65oz(2.2g)を使用。
実績のあるカラー

カラー | 釣果 |
ステルスカスミシラウオ | 3匹 |
思っているよりも、濁った水中でも目立ちます。バスにはエビっぽく見えているのかもしれません。
ルアーアクション・ヒットポイント・レンジ

3匹とも、ただ巻きのスイミングで釣りました。巻く速度は、普通。
速すぎず、遅すぎずのスピード。
リアクションでバイトするようなスピードではありません。
ヒットポイントは、護岸沿い、それから水路に沈んでいる障害物まわり。
水深10〜20cm程度の表層を泳がせて、バイトがありました。
使ってみて感じたこと
※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
アピール力のある微波動

巨大なテールやハサミで、ピロピロしたりワッサワッサする訳じゃないんですが、とにかく微波動のアピール力があります。
水の抵抗を受けると、4対のアームプルプルプルと揺れて、テールを含めボディ全体がブルブルと揺れながら泳ぎます。
強すぎないのでバスが逃げることなく、逆に寄ってきます。
巻く速度は控えめの方がベター

ジグヘッドでシンプルに巻いて釣る前提ですが、巻く速度は控えめの方が良いと感じました。
高速ではなく、しっかりとアーム、ボディ全体のプルプルとした微波動が感じやすい速度が良いです。
リアクション狙いではなく、あくまで好奇心や捕食目的で喰わせる感じです。
バスの好奇心を刺激する
他のワームと比べて、バスが見に来たり追ってくる数が圧倒的に多いです。
おそらく、見たことのないシルエットと微妙な波動で訴えてくるので、気になって仕方がないのでしょう。

1匹目はバイトの瞬間が見えたのですが、勢いのあるバイトではなかったです。
「お?何だこれ?とりあえず喰っとこうかな」といった感じで、少しゆっくりめに近づき、バイトの前に若干の躊躇があったような感じでした。
小バスの口には入りにくい

3.8インチは意外とボリューミー。
15cmくらいのも釣果にカウントしましたが、陸に上げてすぐにフックが外れたので、ただ咥えていたまま付いてきただけだったようです。

20cm以下の小バスたちからかなり攻撃されますが、口に入りきらないので釣るのは難しいです。
少なくとも25cmくらいないと、口に入りづらいようです。
その他
その他に感じた点は、下記の通り。
- 素材はけっこう強めでちぎれにくい
- ピーカンで風が弱いような場面でも効く
- キーパーサイズ(25cm)以上を狙いたい時におすすめ
おわりに
シザーコーム3.8は、ボリューミーなシルエットと微波動でバスを強く刺激するアイテム。
ジグヘッドで巻くだけなので、シンプルな釣りを楽しめます。
波動が強すぎないので、ピーカンで静かな場面でも効果的。
スピニングでなるべく大きなバスを狙いたい人におすすめです。
ワームのローテーションに、新たなスパイスを加えてくれるでしょう。