イマカツ公式によると、IKスピンジャークは、”フィネスジャークベイト”。まあ、分類としては小型ミノーでしょう。
このフィネスジャークベイト、使ってみたら非常に優秀でした。小規模河川でのオカッパリで、小型ながら数匹釣れました。
使ってみた所感、使い方・釣り方をご紹介します。
IKスピンジャーク概要
基本情報

メーカー/ブランド | IMAKATSU(イマカツ) |
商品名 | IK Spin JERK(IKスピンジャーク) |
サイズ/長さ | 6.5cm |
重さ | 4.2g |
タイプ | サスペンド |
推奨タックル | ライン:3〜6ポンド フロロカーボン ロッド:スピニングL〜MLアクション (*5〜7ポンドのベイトフィネスも可) |
サイズ感

6.5cmと、長さはありませんが、ボディがけっこう太め。リップも幅が広く大きめです。
他社ミノーとの比較

上の写真は、同じ6.5cmのHMKL「K-1ミノー65SP」、7.3cmのO.S.P「ドゥルガ73SP」との比較。
ボディはK-1ミノーよりひと回り太く、ドゥルガよりも少し太い印象。
6〜7cmクラスのミノーの中では体格が良いですね。

ルアー名 | 重さ |
IKスピンジャーク | 4.2g |
K-1ミノー65SP | 3.2g |
ドゥルガ73SP | 4.7g |
重さの比較は上の通り。6.5cmボディのわりには重さがあり、キャスタビリティ向上に寄与しています。
フックサイズ

前後ともに#10。
ラトルの有無
振ってみると微かにラトル音がします。過度なアピールにはならない程度の音。
使い方・釣り方

釣果データ
日にち | 時間 | 天気 | 風速 (m/s) | 表水温 (℃) | 魚のサイズ (cm) | 釣り場の種類(規模) | 水質 | ヒットポイント | 釣れたエリアの推定水深 | ルアーカラー | アクション |
2022/5/25 | 17:25 | 晴 | 3〜4 | 21.6 | 22cm | 河川A(小) | 濁っている | 斜め護岸沿い | 1m | #714 3DRゴースト砂喰鮎 | トゥイッチ/ジャーク |
2022/5/30 | 16:42 | 晴 | 3〜4 | 22.2 | 26cm | 河川A(小) | 濁っている | 護岸沿い | 1.5m | #714 3DRゴースト砂喰鮎 | トゥイッチ/ジャーク |
2022/5/30 | 17:53 | 曇 | 3〜4 | 24 | 約20cm | 河川A(小) | 濁っている | 斜め護岸沿い | 1m | #714 3DRゴースト砂喰鮎 | トゥイッチ/ジャーク |
季節は初夏。気温がかなり上がってきたため、小型の個体も元気がよかったようで、素早く動くルアーに反応しました。



いずれも小型ながらムチムチした魚で、そこそこの重みと引きを味わうことができました。
使用タックル

アイテム | メーカー | 品名・型番 |
ロッド | ダイワ | ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール | シマノ | セドナ 2500S |
ライン | ダイワ | BASS Xナイロン 6lb |
イマカツ公式の推奨タックルを無視する形となりましたが、筆者はいつもこのタックルで小型ミノーを投げて釣っています。
テレスコロッドを使っているのは、バイク移動だからです。(テレスコロッドの記事はこちら。)
使用したフィールド

関東の田園地帯にある小規模河川。水質は、1年を通してほとんどマッディウォーター。
オイカワやタモロコが多いのでミノーへの反応が良いフィールドです。
ルアーアクション

強めのトゥイッチとジャークで釣りました。
左右へのスピン・ダートアクションで、パニックに陥って逃げ惑う小魚を演出したところ、強めのバイトがありました。
釣れたポイント

護岸沿い・斜め護岸沿いです。
かなり変化に乏しい場所でしたが、護岸沿いに歩きながら川と並行に泳がせて釣りました。
岸からは1m程度離れたコースを通しました。
実績のあるルアーカラー

カラー名 | 釣果 |
#714 3DRゴースト砂喰鮎 | 3匹 |
アユ系のカラーで3匹。
フラッシング効果はそこまでないものの、3Dのリアルな見た目と、ヒラ打ち時に見せる白いお腹で明滅してアピールします。
使ってみて感じたこと
*あくまで、筆者のタックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
その1:スローフローティング気味

公式ではサスペンド仕様となっていますが、ナイロンラインの6ポンドを使ったこともあってか、水中で止めるとゆっくり浮いてくるスローフローティング気味でした。
その2:左右へのキレのあるスピン・ダートアクション

細かいトゥイッチを入れると、左右に首をふるようにスピンするようなアクションを見せます。
ジャークした際には、水中で安定した姿勢を保ったまま、左右にダートします。
個人的には、強めのトゥイッチ・ダートでアクションが活きると感じました。
その3:潜行深度は50〜60cm(トゥイッチ/ジャーク)

トゥイッチやジャークによる潜行深度は50〜60cmくらい。
釣れた日は表層に魚影が全くなく、中層〜ボトム付近にいた魚を喰わせることができました。
1m以上の水深があるポイントでは、表層〜中層を動くIKスピンジャークに対して、下からヌッと現れて必死に追いかけてくるバスの姿を何度か目撃しました。
その4:ただ巻きでも安定した泳ぎ

ボディが太いせいか、ただ巻きでも安定した泳ぎを見せてくれます。
その姿は流れに逆らって泳ぐベイトフィッシュそのもの。
その5:トゥイッチ/ジャーク時の移動距離が長め

強めにトゥイッチ/ジャークを入れた時、水中でダートするわけですが、この時の移動距離がけっこう長め。縦にも横にも、素早く長い距離を移動します。
2〜3回連続でトゥイッチ/ジャークを入れると、かなり広範囲をカバーできます。
その6:スピニングで扱いやすい優秀なミノー

6.5cmと小柄ながら、4.2gあるのでキャスタビリティにも優れ、スピニングタックルで扱いやすいと感じました。
細かいトゥイッチ、ジャーク、ただ巻き、各アクションにおいて合格点に達する素晴らしい動きです。
おわりに
小型ミノーには目がない筆者ですが、このフィネスジャークベイトは非常に扱いやすく優秀なプラグだと感じました。
サイズ感、重さとキャスタビリティ、強めのトゥイッチ/ジャークに応えてくれるアクション、ただ巻きでの安定姿勢、求められる要素を十分に満たしている実力派です。
今後も、サイズアップを目指して投げ続けたいと思います。
スピニングタックルで小型ミノーを操るのが好きな方にはおすすめです!気になった方はぜひ試してみてください。
参考記事
スピニングでの小型ミノーに関する記事です。
下記は、同じイマカツのゲキアサシャッドのインプレ。シャローの攻略に!