まるで生きた魚のようなリアルなアクションでバスを惹きつけ、釣ることができるのが、HMKL(ハンクル)「アライブベイト(F)」と「アライブベイトSP」。
5連結ボディのジョイントミノーで、ヘビのようなニョロニョロとした動きを実現させています。
本記事では、アライブベイトをニョロニョロさせてブラックバスを釣った筆者が、必要なウェイトチューン、使い方、使ってみて感じたインプレをご紹介します。
HMKLアライブベイト 概要

基本情報
ブランド | HMKL ハンクル | HMKL ハンクル |
ルアー名 | ALIVE BAIT アライブベイト | ALIVE BAIT SP アライブベイト エスピー |
サイズ | 14cm | 14cm |
タイプ | フローティング | サスペンド |
重さ | 16.5g | 17.2g |
フックサイズ | 前:#4 後:#6 | 前:#4 後:#6 |
定価(税込) | 4,290円 | 4,290円 |
備考 | スペアテール1個付き | スペアテール1個付き |
筆者はフローティングとサスペンドの2種を使用していますが、シンキング仕様もあります。
サイズ感

長さは14cmとそこそこありますがボディは細身なので、小型のビッグベイトと比べると、ボリューム感は多少抑えられている印象。
細身であるため、ジョイント”ミノー“なのでしょう。

ジョイクロ128、バイオベックスのジョイントベイト110SFと比べると、体高が低く細長いシルエット。
やはり、あくまで「ミノー」というカテゴリーなのでしょう。
特徴
5連結ボディ

あまり、というか今まで?見たことない5連結ボディ。
これがリアルなアクションの秘訣でしょう。短めの蛇のようです。
ニョロニョロなら、右に出るモノはなし。
2つのアイ

トップウォーターを引くための鼻先のアイと、アンダーウォーター約50cmを引くためのヘッドのアイを使い分けることで、様々な状況に対応できます。
引用元:HMKL公式サイトアライブベイト製品情報ページ
上記は、フローティングモデルの説明文。レンジコントロールがしやすくなっています。

ヘッドには、フローティングタイプやシンキングタイプと同様に2つのアイを搭載し、鼻先のアイではレンジをコントロールしやすく、ヘッドのアイでは浮き上がりを抑えてレンジキープのしやすい、便利な2WAY仕様の設計です。
引用元:HMKL公式サイトアライブベイトSP製品情報ページ
SPモデルもアイが二つ搭載されており、やはり状況に応じてレンジコントロールしやすい仕様。
釣果データ
使用ルアー | アライブベイト(F) アライブベイトSP |
釣れた時期 | 11月下旬(F) 6月下旬(SP) |
累計釣果 | 1匹(F) 1匹(SP) 合計2匹 |
最大サイズ | 45cm(F) |
平均サイズ | 約39cm |
釣り場のタイプ | 小河川(水路 |
釣り場の水質 | ステイン ステイン〜マッディ |

寒さが厳しくなってきた11月下旬、一番暖かい14時半頃、晴天の中で釣れました。

2匹目は、梅雨の6月下旬。SPでブリブリの32cm。
やはりそこそこのボリューム感があるルアーなので、良いサイズが釣れますね。
使用タックル

ロッド | メジャークラフト バスパラ BXCT-705H |
リール | シマノ SLX MGL 70XG (エキストラハイギア) |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン16lb/20lb |
自転車・原付バイク移動なので、携帯に便利なテレスコロッド(振り出し竿)を使用。
3/8oz-1.5oz(約11g-42g)のルアーに対応したH(ヘビー)クラスのロッド。

アライブベイトは、ただ巻きが基本なので、リールはハイギアでなくても大丈夫でしょう。
ラインは、いつも安物を使っています。
このくらいのボリュームのルアーを投げるなら、16lbあると安心でしょう。
実績のあるルアーカラー

ルアーカラー | 釣果 | 水質 |
有頂天ギル(F) | 1匹 | ステイン |
チャートバックパール(SP) | 1匹 | ステイン〜マッディ |
有頂天ギルの方が、ボディが透けたゴースト系。
一方のチャートバックパールは、透け感が全くないタイプ。
ウェイトチューン(F)
筆者はウェイトシールを貼って、フローティングモデルをスローシンキング仕様にして釣りました。筆者の例をご紹介します。
そろーりと、かなりゆっくり沈む感じです。
ルアーの沈み方は、ラインの素材・太さ、水温、水流の有無などによって異なります。ご自身の条件に合うように微調整してみてください。
使用ウェイトシール

BIOVEX ウェイトシールを使用。
Mサイズ(0.55g)を2枚とSサイズ(0.25g)1枚、合計3枚を貼っています。
サイズのラインナップも豊富で使いやすく、おすすめです。
ウェイトシールを貼る位置

筆者の場合は下記の通り。
ボディ | ウェイトシール |
1番目 | Mサイズ(0.55g)×1 |
2番目 | Mサイズ(0.55g)×1 |
3番目 | なし |
4番目 | Sサイズ(0.25g)×1 |
5番目 | なし |
マーカー(目印)

筆者のアライブベイトは「有頂天ギルカラー」で、背中がダーク系の色です。
魚を釣った時は昼間のピーカンで、マーカー無しでも見やすかったのですが、夕方に見づらさを感じたので、その後マーカーを貼りました。
自分の好みの大きさにカットできるティムコのルアーインディケーターがおすすめです。
SPはウェイトチューン必要なし

サスペンドモデルは、ウェイトチューンは必要ないと感じます。
開封してそのまま投げても、良い動きを披露してくれました。
ただ、SPといっても、ゆっくりと沈んでいくスーパースローシンキングに近いです。(*鼻先アイにスナップ使用、ナイロン20ポンド)
ウェイトチューンが面倒だと感じる人は、サスペンドの方がオススメ。
「いやいや、自分で沈み方を調整したいやん」って方は、フローティングが良いでしょう。
ルアーアクション
基本的にはタダ巻きでの使用。寒いときはゆっくりとニョロニョロ、暖かいときは速めにニョロニョロ

1匹目は、遅めのただ巻きで釣りました。
川の流れに逆らって、護岸沿いの際に沿って、水深30〜40cmくらいをキープしながら、ゆっくりと、ニョロニョロと泳がせました。
岸際に生えている薄いブッシュの下らへんを通していると、下から突き上げるようなバイトがありました。

ちなみに、アイは二つありますが、筆者は鼻先の方のアイにスナップを通して使いました。
11月下旬は、おそらくボトムにいるだろうと予測し、なるべく中層・下層を引けるようにしました。

2匹目は、水路にかかった橋の下にキャストしたところ、ほぼ落ちパクでした。
サスペンドモデルも、鼻先アイにスナップを通して使っています。
巻き始めの直後に、ズシっと重みがきて、ブリブリのをゲット。
使ってみて感じたこと・注意点
*あくまで筆者が使用したタックル、ウェイトチューン、フィールド、おかっぱり等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
存在感とアピール力は高い

細身とはいえ、14cmの長さでニョロニョロ動くので、けっこう存在感とアピール力が高いと感じます。
5連結ボディのアクションは秀逸

ルアーの名前の通り、まるで生きているようなリアルな動きです。長めの5連結ボディが成せる技でしょう。
ウェイトチューンは必須(F)

フローティングモデルは、ウェイトチューン必須です。
ウェイト無しでの動きは、かなり悪かったです。
スレバスにとっても新鮮?

マッディウォーターのオカッパリで、アライブベイトを投げている人、見たことありますか?
おそらく、アライブベイトを見たことあるバスは少ないはず。
ニョロニョロした独特のアクションがリアルに感じられ、本物の魚だと思い込んでバイトしたのかもしれません。
見たことないルアーの方が興味を示してくれるので、アライブベイトはけっこう有利かなと。
おわりに
HMKLアライブベイトは、5連結ボディのニョロニョロアクションが魅力のジョイントミノー。
細身ですがアピール力は抜群。45cmのバスをも騙す生き物のようなリアルさです。
フローティングモデルはウェイトチューン必須ですが、自分なりのカスタムを楽しんで釣れた時の喜びは格別です。
チューニングが面倒な人は、サスペンドモデルがオススメ。何もしなくても良い動きですよ。
みなさんもぜひ、ニョロニョロしてデカバスを釣ってください。
同じニョロニョロ系のBIOVEXジョイントベイトもよく釣れます。
