様々なタイプのワームが存在しますが、ミノー系のワームであればO.S.PのHPミノーがおすすめ。
その形状からして、なんとなくワカサギや川魚の多いフィールドで出番の多いイメージを持たれるかもしれませんが、ブルーギルだらけのマッディな野池でも釣れる万能なミノーです。
オカッパリで使用してバスを釣ってみましたので、使い方・釣り方、使用リグ(仕掛け)、所感などをお伝えします。
HPミノー概要

メーカー | オーエスピー O.S.P |
商品名 | エイチピーミノー HP MiNNOW |
カラー展開 | 23色 |
入数 | 8(3.1インチ) 7(3.7インチ) |
定価(税込) | 858円 |
発売年月 | 3.1インチ:2017年6月 3.7インチ:2019年4月 |
推奨フックサイズ
3.1インチ | オフセット:#3〜#2 マス針:#6〜#1 |
3.7インチ | オフセット:#1〜#1/0 マス針:#4〜#0 |
重さ

3.1インチ | 約2g |
3.7インチ | 約3.8g |
サイズ感

ゲーリーヤマモトの4インチグラブと比較したのが上の写真。
スリム体型ですが長さはある感じですね。
フォルム(形状)

ストレートボディは下半身から徐々にスリムになり、先端はVテール。
3.7インチは、長さだけでなく、体高も高め。
スリット

ボディの真ん中から尾っぽの付け根にかけて、ボディの上から下まで貫通したスリットが入っています。
オフセットフックをセットする際は、フックの先端のみをボディに埋める仕様。
Vテール(スプリットテール)

Vテールと呼ばれるスプリットテール。バリを残すことで、水かきのような見た目になってます。
僅かなシェイクでもピリピリと微振動を生み出す
引用元:O.S.P公式サイト製品情報ページ
微振動も生むそうですが、やはりスプリットテールが生む水を切る動きは秀逸です。
釣果データ


使用ワーム | HPミノー3.1インチ HPミノー3.7インチ |
使用リグ | ノーシンカー(オフセットフック) マス針ちょん掛け(ノーシンカー) |
釣れた時期 | 4月 6月 9月 |
累計釣果 | 6匹 |
釣れた最大サイズ | 37cm |
平均サイズ | 約25cm |
釣り場のタイプ | 野池 小河川(水路) |
釣り場の水質 | ステイン マッディ |
タックル

ロッド1 | シマノ バスワンXT 263L-2 |
ロッド2 | ダイワ ブレイゾンモバイル 646TLS |
リール1 | シマノ ネクサーブ 2500S |
リール2 | シマノ セドナ2500S |
ライン | ダイワ BASS X ナイロン 5lb/6lb |
使用したのは、スピニングタックルの入門機種です。
直近では、原付バイク・自転車移動がメインとなり、テレスコロッド(振り出し竿)を使っています。

実績のあるカラー



カラー | 釣果 |
ウォーターメロンペッパー | 3匹 |
ホワイトチャート | 1匹 |
グリパンチャート | 2匹 |
濁りの強い野池では、ホワイトチャートが効きました。
使用リグ(仕掛け)
ノーシンカー(マス針ちょん掛け)

3.1インチは、マス針のちょん掛け、ノーシンカー(オモリなし)で釣りました。
使用フックとサイズ
ハヤブサのフィネスワッキー#4か#2が多いです。
ノーシンカー(オフセットフック)

3.7インチは、オフセットフックをセットしたノーシンカーで釣りました。
使用フックとサイズ

デコイのSSフックワーム19(公式サイトはこちら)を使用。
サイズは#1。
スピニング専用設計とあって、使いやすく、フッキングもしやすくておすすめ。
ルアーアクション

いずれもトゥイッチで釣りました。3.7インチはジャークを混ぜる感じ。
ロッドをクイっと動かした際、惰性で水を切る動きがなんとも言えないリアルな動きです。

1匹だけバイトシーンをGoProで撮影したのですが、クイっと動かした後、惰性で水を切りながらスーっと動いているところにバイトしていました。
動きがかなりリアルなので、プラグのミノーと比べると見切られにくいようです。
また、水面で高速トゥイッチをすると、逃げ惑う小魚のボイルを演出できます。
釣れたポイント・レンジ

ポイント
- 水路にある排水機構の近く
- ガマ際
- 沈船の上
- シャロー(オープンエリア)
野池の場合、上記のようなポイントで、水路では、水門まわり等で釣れています。
レンジは、ノーシンカーで使ってますので、いずれも表層。深くても水深10cm〜20cm程度です。
1匹は、水面を逃げ惑うような感じで動かしていると、バコン!とトップウォーターのようなバイトがありました。
使ってみて感じたこと

- ボディのくねりが生み出すリアルな動きは秀逸
- スプリットテールで水を切る動きも秀逸
- トゥイッチやジャークでくねらせてから惰性で水を切るアクションがおすすめ
- 3.7より3.1インチの方がリアルな動きを出しやすい
- マス針ちょん掛けのシンプルなリグで十分楽しめる(3.1インチ)
- バスからの反応がすごく良い
- ブルーギルだらけの野池でも釣れちゃう
- 3.7インチはオフセットフックでのジャーキングが使いやすい
- 3.7インチはノーシンカーでも遠投しやすい
3.1インチも3.7インチも、トゥイッチ&ジャークで動かせば釣れるはず。
おわりに
HPミノーは、その圧倒的なリアルな動きが魅力のミノー系ワーム。
初心者の筆者でも、マス針ちょん掛けのノーシンカーで動かしたところ、リアルな動きを披露して釣果に繋げてくれました。
3.1インチに慣れたら、3.7インチにも挑戦してみましょう。ジャーキングで釣れました。
ベイトフィッシュがブルーギルだらけのマッディな野池でも釣れるので、フィールド問わず活躍しそうです。
他にもミノー・シャッド系で良いワームがいくつかあります。
