サイズは選べないものの、とにかく、バスがよく釣れる超小型ミノー。それが、HMKLのK-1ミノー 50SP(ハンクル ケイワンミノー)です。
小型ワームよりも釣れてしまう驚異的なミノーで、数釣りにおすすめです。
オカッパリで、主に数釣りで使用してみました。使い方・釣り方、使ってみた所感などをご紹介します。
K-1 MINNOW 50SP 概要

ブランド | HMKL (ハンクル) |
品名 | K-1 MINNOW 50SP (ケイワンミノー) |
サイズ | 5cm |
重量 | 1.6g |
タイプ | SUSPEND |
フックサイズ | #12 |
定価(税込) | シェルプレート入:1,650円 上記以外:1,485円 |
サイズ感
K-1ミノー50SPは、バス用ミノーの中では最小クラスです。
長さも無いのにくわえて、ボディがとにかくスリムで、ボリューム感もありません。
下記、各ルアーとの比較。いかに小さくスリムかがわかると思います。
4インチグラブとの比較

ゲーリーヤマモトの4インチグラブとの比較。かなり小型なミノーだとわかりますね。
ラパラカウントダウン(CD5)との比較

同じ5cmクラスでも、体高が違います。K-1ミノーはスリム。

上から見ると、ボディ幅の違いが歴然。
ドゥルガ73Fとの比較

O.S.Pのドゥルガと比べてみると、長さも体高もかなり差がありますね。

ボディ幅も大きな差が見てとれます。
フォルム(形状)

フォルムは、非常にシンプルなストレートボディ。
お腹は直線、背中はわずかに湾曲。ムダのないシンプルデザインです。
リップ

スリムなショートリップ。
アイ

アイは横向きで、ダートアクションをしやすい仕様。
ラトル
ラトルはなし。サイレント仕様。
実釣動画
1分半くらいの短い動画です。ぜひご覧ください。動かし方のイメージを掴めるかと思います。
釣果データ
使用ルアー | K-1ミノー50SP |
釣れた時期 | 5月 6月 7月 9月 10月 |
累計釣果 | 46匹 |
最大サイズ | 約33cm |
平均サイズ | 約17cm |
釣り場のタイプ | 野池 小河川 大河川 |
釣り場の水質 | クリア ステイン マッディ |
15cmクラスの豆バスも食ってくるので、サイズ狙いじゃなくて数釣りになっちゃいますね。
使用タックル

ロッド1 | シマノ バスワン XT263L-2 |
ロッド2 | メジャークラフト バスパラBXST-645L |
リール1 | シマノ ネクサーブ2500S |
リール2 | シマノ セドナ2500S |
ライン | ダイワ BASS Xナイロン 5lb/6lb |
筆者はL(ライト)クラスのロッドしか持っていないので上記タックルを使用していますが、ルアー重量が非常に軽いので、正直投げづらくて飛距離は出しにくいです。
ただ、重いルアーでもショートキャストしかしないですし、15m〜20m程度飛ばして、なんとか釣っています。
ちなみに、HMKLの泉氏は、このミノーをトラウト用タックルで投げている旨、とある雑誌で紹介されていました。2006年の古い雑誌です。
バス用であれば、UL(ウルトラライト)クラスに4lbとかの方が投げやすそうですね。
実績のあるルアーカラー

ルアーカラー | 釣果 |
N/ワカサギ | 30 |
キンクロ | 12 |
シルバーミラー | 4 |
HMKLのプラグ全般に言えることですが、いずれも、フラッシング効果が強めのカラーです。
濁りは弱い方が効果的ですが、マッディウォーターでもフラッシングを頼りにバイトしてきます。
ルアーアクション

トゥイッチがおすすめです。私はトゥイッチでしか釣ったことがありません。
一定のリズムでトゥイッチを続け、逃げ惑う小魚を演出するように心がけています。
流れの無い野池で使うことが多いのですが、トゥイッチは動かし続けた方が良いです。動きを止めてしまうと、コバスであっても見切られます。

釣れたポイント・レンジ

基本的には、バスのいそうなポイントならどこでもといった感じです。
ただ、遠投できないので、基本的には岸際やシャローエリアで釣っています。
少なくとも、筆者のタックルと動かし方では、水深20-30cm程度しか潜らないので、ほとんどが表層でヒットしています。
使ってみて感じたこと
※あくまで筆者の使用タックル、フィールド等の条件で感じたことです。参考程度にご覧ください。
その1:バーサタイルロッドではキャストしづらい

わずか1.6gしかないので、バス用タックルではキャストしづらいと思います。
ウルトラライトクラスのロッドに4lbラインとかを使えば、多少は投げやすくなるかもしれません。
筆者は、上記で紹介したタックルに6lbラインでなんとか釣っています。ショートキャストがメインなので、個人的には今のタックルで使い続けると思います。
その2:フラッシング効果が高い

これはHMKLのミノーに共通して言えることですが、フラッシング効果が高いカラーリングとなっています。
濁りの弱い水質のフィールドでは、このフラッシングに反応してバイトしてくるのがわかります。
マッディウォーターでも、このミノーが放つ光を頼りにバイトしてきていると推測。ボディは極小でも、フラッシングのおかげで見つけてもらうことができるのでしょう。
このフラッシングは、トゥイッチ時のダートアクションで効果的に演出できます。
その3:小バスからの反応が異常に良い

20cm前後の小バスからの反応の良さは、圧倒的。
見えバスを釣ることも多いですが、捕獲率はかなり高いです。
スクールで5-6匹いれば、だいたい食ってきます。
その4:そこそこのサイズも釣れる

上の動画でも出てきますが、1匹だけ、約33cmのが釣れました。
かなり小さめのベイトフィッシュを捕食している個体だったのでしょう。
実際、かなり5cm前後の小魚が多いフィールドでした。
その5:小型ワームより釣れる

風が強い時は使いにくく、表層しか使えませんが、条件が揃えば小型ワームよりも釣れます。
2-3インチの小型ワームのトゥイッチングにハマっていた時期があるのですが、少なくとも筆者の経験上は、ワームよりこのミノーの方が釣れます。
あそこに浮いている小バスを釣ってくださいと言われたら、ワームではなくK-1ミノー50SPを迷わず選びます。
おわりに
ケイワンミノー50SPは、良型は釣れにくいですが、コバスの数釣りが好きな方にはおすすめです。
ルアーアクションは、ずばり、トゥイッチ一択!フラッシング効果でバスを引き寄せます。
ハイプレッシャーなフィールドでもけっこう釣れますので、スペースも取らないし、ルアーケースにひとつ忍ばせておくと助かるはず!
参考記事
HMKLについてと、50SP以外のおすすめHMKLルアーも少し紹介しています。
