【原付二種】中古スーパーカブ購入に必要な費用と手続き バイク販売チェーン店の場合

本記事ではアフィリエイト広告を利用しています

中古で原付二種バイクを購入するにあたり、気になるのが必要な費用と手続き。

だいたいどのくらいの出費を想定しておけば良いのか、どんな手続きが必要なのか。

2021年9月末、バイク販売チェーン店でスーパーカブ110(2009年製JA07型)を購入した筆者の例をご紹介します。

どのような流れだったか、時系列でご説明したいと思います。

※2021年9月〜10月に行った手続きや金額の情報です。

もくじ(クリックでジャンプ)

ネット検索と店舗での車体確認

  • グーバイク(中古バイク検索サイト)で欲しいカブを検索
  • 目星をつけてバイク販売チェーン店舗に電話
  • 車で店舗を訪れて実物を確認

上記のような流れ。

店舗ではカブにまたがらせてもらい、傷や破損の有無、タイヤの消耗具合などを確認しました。

目星をつけた中古車両

メーカーホンダ
車種スーパーカブ110
JA07
年式2009年
走行約25,700km
車体カラー

購入に必要な費用の確認

店舗にて、下記の通り提示されました。

車両本体価格197,930円
自賠責保険 24ヶ月8,850円
防犯登録1,200円
新品バッテリー5,000円
登録手数料(販売証明書発行)8,800円
納車点検手数料19,800円
合計241,580円

以下、補足説明です。

自賠責保険

自動車損害賠償責任保険、通称「自賠責保険(じばいせきほけん)。

加入は義務となります。加入しないと車両を運転できません。

交通事故を起こした時に、相手を怪我・死亡させてしまった場合に賠償する保険です。

支払う保険料は、どの保険会社で加入しても一緒。

保険期間は1年〜5年まで、年単位で選択可能。

当然、長いほど保険料は高いですが、1年あたりの金額は安くなります。

参考:損害保険料率算出機構ウェブサイト

防犯登録

メーターの下あたりに貼られたステッカー

こちらは任意加入です。義務ではありません。

バイクが盗難にあった時に、警察が登録番号をもとに探しやすく捜査スピードが上がる程度とのことで、お守り代わりに買ってみました。

自転車の防犯登録と同様、納車時にステッカーが車体に貼り付けられていました。

登録手数料(販売証明書発行手数料)

こんな感じの簡単な書類

住んでいる市町村への登録と納税の手続きに、店舗が発行する販売証明書が必要となります。

筆者は店舗の隣町から買いに行ったので、自分で販売証明書を地元の市役所に提出に行きました。

店舗のある市町村に住んでいれば、店舗が役所での手続きまでやってくれたみたいです。

筆者の場合は、証明書の発行手数料ということですね。

納車点検手数料

納車までに2週間ほどかかると言われ、その間に一通り車両の点検と整備をするとのことで、それにかかった費用です。

バッテリーは、前のオーナーがどのくらいの期間使ったものか不明なため、不安なら納車時に新品に交換できると言われ、新品にしてもらいました。

購入手続き

実際はもっとちゃんとしてます
  • 前述の費用や契約内容を確認後、契約書にサイン
  • 手付金として現金20,000円を直接店舗に支払い領収書を受領
  • 残額は銀行振り込み→当日中にネットバンクで振り込み完了
  • 店舗が提携している保険会社の任意保険加入の提案があったが断った
  • 契約書コピー、販売証明書(店舗印あり)、振込先口座情報の紙をもらい退店

上記のような流れでした。

任意保険は、ネットで調べてから自分で入ろうと思ったのでお断りしました。

ちなみに、車両の契約書は押印ではなく、直筆サインでした。

役所へ販売証明書提出(登録・納税手続き)

ビニール袋にネジと一緒に入っていた

契約書にサインして退店し、そのまま地元の市役所へ向かいました。

  • 税金関係の部署へ販売証明書を提出
  • 同時に登録書に記入して提出
  • 本人確認書類として運転免許を提示
  • ナンバープレートと標識交付証明書を受け取る
  • 「バイクの保管場所は自宅か?」と確認される→自宅車庫と回答
  • 来年4月1日にまだバイクに乗っていれば納税が必要となると言われる
  • 納税の通知ハガキが後日届く旨を伝えられる
  • 最後に「自賠責の金さえ払えば乗れるようになる」と言われ退所

上記のような流れで登録完了。空いていたので5分程度でした。

登録料は無料でした。

ちなみに、市役所のウェブサイトには持ち物に「印鑑」とありましたが、実際は押印はしませんでした。徐々にハンコ文化が廃れてきていますね。

軽自動車税

軽自動車税は義務ですので、原付二種に乗る人は必ず支払う必要があります。納税の通知ハガキが登録した自治体から届きます。

下記、原付バイクの排気量別の税率(年額)。

車種区分税率
原動機付き自転車 
50cc以下
2,000円
原動機付き自転車
50cc超90cc以下
2,000円
原動機付き自転車
90cc超125cc以下
2,400円
参考サイト:総務省ウェブサイト

標識交付証明書

メットインやボックスがあれば書類の携帯が楽

ナンバープレートを交付した証明書で、市町村から発行される書類です。

  • ナンバープレートの番号
  • 車名・車体番号・排気量
  • 保管場所
  • 取得年月日
  • 納税義務者の氏名と住所

上記の項目が記載されています。また、次の旨も記載があります。

  • バイクに乗る際は常にこの証明書を携帯する必要あり
  • 廃車手続きの際に必要なので大切に保管すべし

納車(車両受取)

  • 契約してから2週間後に電車と徒歩で店舗を再訪
  • 標識交付証明書を提示しナンバープレートを渡す
  • ナンバープレートを車両に取り付けてもらう
  • 自賠責保険証明書と自賠責分の領収書を受け取る
  • 防犯登録のステッカー確認、防犯登録カード受取
  • 点検整備記録簿を受け取る(特に異常なし)
  • 簡単なカブの操作方法の説明を受ける
  • カブに乗って退店

と、こんな感じでした。

車両を受け取る際は、ヘルメットとグローブを忘れずに持参しましょう。

任意保険

納車の数日後、任意保険に加入しました。

任意保険はその名の通り、加入は任意ですが、入っておいた方が確実に安心でしょう。

自賠責保険と違って補償内容の幅が広く、特に自分自身の怪我や車両の破損に対して補償があります。

筆者はネット上で見積もりを数社比較し、某保険会社に申し込みました。

年齢、免許の色、使用目的、年間予定走行距離等によって保険料が異なります。

年齢38歳(21年10月時点)
免許の色ブルー
使用目的日常・レジャー
年間予定走行距離5,000km超10,000km以下

上記の条件で申し込んで、保険期間1年間で25,370円でした。

まとめ

費用

あくまで筆者個人の例ですが、ざっと初期費用を積算するにあたり参考になるかと思います。

スクロールできます
項目価格備考
スーパーカブ110車両本体197,930円JA07型、2009年式、走行約25,700km
自賠責保険(24ヶ月)8,850円加入は義務、保険料はどの保険会社も同じ
防犯登録1,200円任意
登録/販売証明書発行手数料8,800円店舗によって異なる
納車点検手数料19,800円店舗によって異なる
新品バッテリー5,000円任意
任意保険25,370円条件、保険会社によって異なる
ヘルメット19,800円 ZENITH YJ-20
グローブ0円自宅にあった昔のグローブ使用
軽自動車税2,400円次の4月1日以降に納税義務発生
合計284,150円 

車両本体、ヘルメット、グローブは値段がピンキリですが、ご参考まで。

手続き

スクロールできます
手続き相手提出または提示する書類・モノもらう書類・モノ
契約・購入バイク店舗・手付金(契約金額の1割程度)・注文契約書コピー
・手付金の領収書
・振込先口座情報
・販売証明書
登録・納税住んでいる市町村の役所・販売証明書
・登録書(役所で記入)
・運転免許証
・ナンバープレートとネジ
・標識交付証明書
・納税通知ハガキ(納税義務発生後に届く)
契約金額支払いバイク店舗/銀行・契約金額から手付金を差し引いた残額
・ATM利用なら振込手数料
・ATM利用なら明細書
納車・車両受取バイク店舗・ナンバープレート ・車両本体
・自賠責保険証明書とその領収書
・防犯登録ステッカーとカードなど
・車両点検記録簿
任意保険加入保険会社・車両情報、個人情報など
・保険料
・保険証券(郵送で後日届く)

一覧にするとこんな感じ。ヘルメットとグローブの購入もお忘れなく!

おわりに

筆者の場合、店舗へのコンタクトから納車して走り出すまでに、約2週間かかり、費用は28.5万円程度でした。

特に煩雑な手続きはなく、ちょっと面倒なのは市役所に行かなくてはならないくらいでしょう。

費用面でのくせものは任意保険。けっこうな出費となりますが、入っておいた方が安心でしょう。

参考記事

タイヤ交換にかかる費用については、下記の記事をご覧ください。

もくじ(クリックでジャンプ)