ホンダのスーパーカブは大型リアキャリアが標準装備されており、カスタム無しでも荷物の積載が楽チンです。
しかしながら、ホムセン箱と呼ばれる比較的安価なボックス類をキャリアに固定すると、違った便利さを楽しむことができます。
本記事では、スーパーカブ110(JA07)の純正キャリアに、アイリスオーヤマのRVボックス(密閉カギ付き)を固定する方法をご紹介します。
一番簡単・安価に済む方法で、本格的な取付・固定方法を決めるまでの一時的な固定方法としてもおすすめです。
用意するもの
- アイリスオーヤマRVボックス(密閉カギ付きタイプ)
- 荷締めベルト(2m)×2本
以上です。
アイリスオーヤマ「RVボックス(密閉カギ付きタイプ)」
カブに乗せるボックスの代名詞的な存在、アイリスオーヤマのRVボックス。雨でも濡れない密閉仕様の鍵付き。

参考記事
趣味のバス釣りに使ったインプレ ・詳細を下記の記事にまとめています。釣りをしない方にも多少は参考になるかと思います。ぜひご覧ください。

荷締めベルト
dcmブランドのもので、近くのホームセンターで購入しました。
ベルト幅25mm×3mのベルト2本入りで、700円弱でした。

グレーの点線部分は反射素材になっており、夜に目立つ仕様。
色は派手ではないですが、少し夜の安全度UP。

筆者の場合、店舗に3mのベルトしかなかったのでそれを購入しましたが、
長さは2mあれば十分です。
固定方法
今回ご紹介するのは、一番楽に、安価に済ませる方法です。
本格的に固定する方法を決めるまでの、一時的な固定にも適していると思います。
筆者の場合は、ボックスを素早く楽に固定・取り外しできる方が良いので、今はこの方法で継続して固定しています。
手順1:ボックス上部から下部のベルト穴にベルトを通す
筆者の場合は、ボックス開閉部が後ろ向きになるよう設置し、ボックス右側から通しています。


手順2:ベルトをキャリアの隙間に交互に通す
純正キャリアには5つの穴(隙間)があるので、交互にベルトを通します。
通す場所と順番は、下の写真を見るのが一番伝わるかと思います。

手順3:ボックス左側の下部から上部へベルトを通す


手順4:長さ調整用部品にベルトを通す

手順5:ベルトの長さ(固定強度)の調整
ボックス内で長さを調整します。

筆者は、けっこう強い力でやっとカチっとなるよう、接続しています。
ボックスが全くぐらつかないように調整しています。

手順6:ベルトを2本とも通して固定を完成させる

完成した図
これで完成です。

キャリアの下から見ると下の写真のような感じです。

横からみるとこんな感じです。

(必要な人だけ)手順7:余ったベルトを切ってライターであぶる
余ったベルトが邪魔な場合はハサミで切って、切り口をライターであぶってもよいでしょう。
※後々別の方法でベルトを使った固定を考えている方は、切らずに置いた方がベターかもしれません

メリット・デメリット
この固定方法で感じたメリット・デメリットはこんな感じです。
メリット
- 安い
- 早い
- 取付・取り外しが楽(工具必要なし)
- 固定力の加減を調整しやすい(ベルト調整のみ)
- ボックスに穴を開ける必要がない
デメリット
- 強めに固定するとボックスが歪む(変形)
- ハサミや工具があれば簡単に盗られる
- 大きめの荷物を出し入れする際にベルトが邪魔(都度外すのが面倒)
補足説明
ボックスが歪む(変形)
全くグラつかないようにガッチリと固定すると、ボックスが少し変形してしまいます。
筆者はグラつくのが嫌なので、多少変形しつつも強めに固定しています。

すると、フタが閉めづらくなりますが、少し押しながら閉じれば大丈夫です。



おわりに
今回ご紹介した方法は、安い、早い、楽、三拍子そろった方法です。
目的や移動距離によってボックスを取り付け・取り外ししたい方にはおすすめです。
また、ボルトによる固定など、本格的な固定方法を模索している間のみ、限定的に固定する際にもおすすめです。
荷締めベルトは、幅25mmで長さ2mあれば、おそらく何でも対応可能かと思います。
ボックスに穴を開ける必要もないので、気軽にトライできておすすめです!
品名は違うものの、仕様は同じ「ブラック/オレンジ」もあります。
参考記事
ボックスにアイボルト(金具)を取り付ける方法↓。筆者は釣り用のランディングネットを積載したいため、加工しました。
