梅雨があけてから10月半ば頃まで、アングラーたちが直面するのがスズメバチの脅威。
この時期は野池でも河原でもたくさんのスズメバチが飛んでおり、怖い思いをした釣り人は多いはず。
そこで、虫除けグッズ『おにやんま君』を使ってみましたので、効果の検証結果や所感についてお伝えします。
スズメバチが活発になる時期はいつ?

春から冬まで釣りをしましたが、梅雨明けから10月半ばまで、スズメバチに頻繁に遭遇しました。
ネットで調べてみたところ、 下記のように記載がありました。
まとわりつかれるので注意

秋は、よく河原に行きましたが、何度もスズメバチにまとわりつかれて怖い思いをしました。
頭上をウロウロされたり、追いかけられたり。
本当に怖い思いをしたので、半信半疑で『おにやんま君』を買って使ってみました。
『おにやんま君』概要

MSYは、下記3社合同ブランドです。
- M&M
- SUNLINE
- YOU☆SHI
サイズ

目玉から尻尾の先まで約10cm。
翼開長は約12.5cm。
重さ

約7.9g。
コンセプト
殺虫剤、忌避剤、電池を使用しない虫よけグッズ
出典:商品パッケージ説明文
使用方法

筆者が購入したモデル(21年7月購入)は、安全ピンとリングが付いています。

安全ピンで帽子や衣服につけたり、紐やストラップをリングに通して、バッグに付けたりできます。
おにやんま君の効果を検証してみた

検証期間 | 2021年7月中旬(梅雨明け)〜10月15日 |
釣行頻度 | 平均で週3〜4日程度 |
釣りスタイル | おかっぱり(岸釣り) |
場所 | 埼玉、千葉、茨城の田園地帯にある野池・河川 |
使用方法 | 安全ピンで帽子のてっぺんに装着 |
2021年の夏〜秋にかけて、バス釣りをしながら検証してみました。
2023年現在の今、振り返ってみると、2021年の夏〜秋は非常にスズメバチの数が多く、検証するにはとても良い条件が揃っていたと思います。
検証1:『おにやんま君』無しで釣行

7月中旬〜9月12日は、『おにやんま君』無しで釣りに行きました。
スズメバチさんの反応
- 1度、50〜60cm頭上を数秒間ウロウロされた
- 頭上1m以内に接近されたことが数回あった

検証2:『おにやんま君』ありで釣行

9月13日〜10月15日、おにやんま君を帽子に付けて釣りに行きました。
スズメバチさんの反応
- 頭上1m以内に接近してくることが無くなった
- 1度、頭上でウロウロされたが、無しの時と比べ、距離は遠く滞在時間も短かった
検証結果:効果はあるが注意は必要
筆者は、約3ヶ月にわたり検証してみた結果、効果はあると感じています。
特に、頭上で旋回する時の距離感や滞在時間に大きな差を感じました。
しかしながら、もちろんのこと注意は必要。
“虫から見える範囲に効果があります”

パッケージにも記載されている通り、虫から見える範囲に効果があると思います。
ある日、低空飛行のスズメバチが筆者の左手から20cmという距離まで接近してきました。
左手でロッドを持っていたのですが、だいたい腰の高さでした。
スズメバチは、帽子に付いていた「おにやんま君」よりもはるかに低い位置におり、確実に見えていなかったはず。
「おにやんま君はお守り」と思ったほうが吉

過信して刺されたら終わりなので、お守り程度に考えて、スズメバチの習性や生態を事前にリサーチしておくのが吉だと思います。
筆者はネットでいくつかの情報を得て、「動かない」というのを実践してみました。
動くと敵とみなして刺してくるようです。
20cmまで近づいてきたときも、ハタキ落としたい気持ちを必死に抑えて、じっと動かずに我慢しました。
「動かない」法で危機を脱したのは、1度や2度ではありません。
おわりに
おにやんま君は、スズメバチを近づけないという面で効果があると思っています。
しかしながら、もちろん100%刺されない訳ではないはず。
おにやんま君をお守り代わりに使いつつ、スズメバチの習性や生態を勉強した方がベターです。
それでも、やっぱり、無いよりはあったほうがよいと思います。
参考記事:スズメバチの生態についてはこちら
