バスを釣るうえで大事な要素の一つに、水温があります。
バスの活性が高いのか低いのかを知るうえで重要な手がかりとなり、釣果を大きく左右すると言っても過言ではないでしょう。
ダイワの防水温度計「水温チェッカーWP」を、おかっぱりで2年以上使ってみましたので、感じたメリット・デメリットについてお伝えいたします。
水温をチェックする理由
今後のデータ分析に活用できる
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/627a9503442da7a49b5a0c4b89447887.jpeg)
筆者はデータ分析がしたくて購入しました。
まだまだデータを集めている段階ですが、今後「水温と釣果」の関係を分析するデータとして活用していくつもりです。
ルアー選びの判断材料となる
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/14a73e4d4c68496b82f554d10e0fcc25-1024x768.jpeg)
チェックした水温をもとに、
- バスの活性が高いか低いか
- プラグの巻物にするかワームでスローに誘うか
といった判断材料を得られるでしょう。
ダイワ『水温チェッカーWP』概要
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/1ea1bc9ca57838426391b54659ec0235-2.jpeg)
ブランド | ダイワ (グローブライド株式会社) |
商品名 | 水温チェッカーWP |
JANコード | 936323 |
仕様 | 外寸:18(H)×18(W)×82(L)mm |
重さ | 約21g |
電池寿命 | 約30時間(連続使用時) |
電池タイプ・個数 | LR44形ボタン電池×2個 |
定価 | 5,650円+税 |
測定方法
この水温チェッカーは、「放射赤外線温度測定」という方法で表水温を測定します。
水面から放射されている赤外線を検知して測定が可能。
詳細はホームページの取扱説明書に記載されています。
Q&Aのページも役立ちます。
メリット
携帯しやすい=軽くて省スペース
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/61b15cc163f07e6ad210476372976a2d-1024x768.jpeg)
やはりおかっぱり釣行では、なるべく荷物を減らして身軽にしたいもの。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/3f4fd2142b8779b5f6156b462f43075e.jpeg)
てのひらにおさまるサイズで軽いので、ポケットにも入りますし、カラビナに通して釣り用バッグに付けておくもよし。
防水仕様
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/6eaa2669d580384eb8b4932341743c9f-1.jpeg)
電池を使うデジタル機器ですが、防水仕様のため安心です。
水に直接つけなくても測定可能
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/2A964BE8-2839-4848-BECF-3260AEAF331A_1_105_c.jpeg)
これが、最大のメリットだと感じています。
おかっぱりの場合、フィールドによっては水面まで手が届かないことが多々あります。
そんな時でも水面に向けて測定可能。
手を濡らさず、汚さずに済みます。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/8F9BFB2D-066E-4830-8ECF-DAF97DD36BE5-1024x768.jpeg)
水面との間に遮るものが無ければ、多少の高さや距離がある場所でも測定できます。
瞬時に測定可能
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/6eba674d7d02559b6a4c12c4dae2921c-1024x768.jpeg)
ボタンを押すだけ。1秒で測定可能。
デメリット
測定できるのは”表”水温
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/8aa31f450771be71df062b18ef847d36.jpeg)
表水面の温度を測定するものなので、中層・水底の温度は計測できません。
実際の水温と誤差がある
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2022/02/ded2ba8433cbe5d4a73a61da4b236112.jpeg)
詳細は公式ホームページの説明書に譲りますが、例えば、
- 水温計と水面の間に遮るものがある
- 水面に対して垂直に向けていない
などの状況では、誤差が生じてしまいます。
また、同じ場所で2回連続で測定してみても、1℃近く測定値に差がでてしまいます。
価格が高い
アナログの水温計と比べると、3倍近い値段です。
電池交換は簡単
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/535c713cbbb97921706ae7b145c8e1cc.jpeg)
電池はLR44形ボタン電池2個です。
釣りに行く途中にドラッグストアに立ち寄ったら売ってました。
どこでも手に入るので問題ないでしょう。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2021/10/adbfb4ed950d384395123c01d06fd1f5.jpeg)
フタをまわして開けて、電池を入れ替えるだけ。交換は簡単です。
アナログ水温計との比較
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2023/07/271e519fd24a65362b4bb8884d137e83-1024x768.jpg)
項目 | デジタル | アナログ |
携帯性 | ◎ | ◎ |
測定のしやすさ(手間) | ◎ | △ |
足場の悪い場所での使い勝手 | ◎ | △ |
特定のポイント・レンジの測定 | × | ○ |
測定値の正確さ | △ | ◎ |
測定にかかる時間 | ◎ | △ |
価格の手頃さ | △ | ○ |
上の表は、パズデザインのアルマイト水温計というアナログタイプと比較した評価。
アナログは、「ルアーのように水中に沈めて2-3分待って回収」というのが面倒だと分かったので、現在は渓流釣りに使っています。
バス釣りは、渓流釣りのようにウェーダーを着て水中に入ることが少ないので、やはりデジタルの方が楽だと感じました。
あとは、個人的に、「表水温でだいたいの温度がわかればいいや」というスタンスなので、バス釣りのオカッパリにおいてはデジタルの方が使いやすいというのが、筆者の結論。
まとめ
メリット
- コンパクトで軽く携帯しやすい
- キーホルダーのように取り付け可能
- 電子機器だけど防水仕様で安心
- 水に直接つけなくても測定可能
- 足場が悪い・高さがある釣り場でも測定可能
- 1秒で瞬時に測定可能
- 電池交換は簡単
- 電池はドラッグストアにも売ってる
デメリット
- 測定できるのは”表”水温
- 中層やボトムの測定はできない
- 測定値に誤差がでやすい
- 価格が高い
向いている人
- 足場が悪い場所で測定する
- 表水温がわかればそれでいい
- 測定値の多少の誤差は気にしない
- サクっと瞬時に測定を終わらせたい
向いていない人
- 水”中”の水温を知りたい
- ピンポイントで場所やレンジの測定をしたい
- 正確な測定値を知りたい
おわりに
ダイワの水温チェッカーは、軽くて携帯に便利で、速く楽に表水温を測定できます。
正確性を求める方や、水中の温度をポイントごとに正確に測定したい方には向きませんが、筆者のように「多少の誤差は気にしない」という方にはおすすめです。
釣りバッグに付けておかっぱり釣行にでかけてみませんか?
1年ほど水温を記録して、水温と釣果の関係を検証してみました。
![](https://anglerangler2020.com/wp-content/uploads/2022/01/1B38CD64-A252-496F-8B7C-2A444AC363E7_1_105_c-1-300x225.jpeg)