おかっぱり(ボートを使わない岸釣り)でバス釣りを始めるにあたり、初心者の方におすすめしたい釣り場のタイプは、野池です。
湖、川、ダム湖、管理釣り場など、様々ありますが、筆者が野池をおすすめしたい理由をご説明したいと思います。
初心者に野池をおすすめする理由
筆者は、20年5月に本格的にバス釣りを始めて、21年8月までに179匹のバスを釣りましたが、そのうち134匹は野池で釣りました。全体の釣果のうち、実に75%が野池でした。
初心者として野池を主戦場としている立場から、初心者の方々に野池をおすすめする理由をお伝えします。
野池は身近な存在

野池は田園地帯に多い印象です。
よっぽどの都会に住んでいる方を除いては、野池は身近に存在する釣り場でしょう。
私が初めて釣りをしたのも、初めてバスを釣ったのも、田園地帯にある地元の野池(関東地方)でした。
とはいえ、最近は釣り禁止の野池がかなり増えているので、釣りができるか確認する必要があるので注意しましょう。
水の流れがない

初めて川に行った時に戸惑ったのは、当たり前ですが、「水の流れ」があったことです。
ルアーを投げると、ルアーが水に流されてしまい、やりづらかったのを覚えています。
最初に釣りをするなら、流れがなく、そのルアーの動きと特性を確認しやすいので、野池がおすすめです。
バスのいるポイントを探しやすい

初めて湖に行っておかっぱり(岸釣り)をした時に戸惑ったのは、どこにルアーを投げるべきかわからなかったからです。
見渡す限り、変化のない水面が広がっていました。

一方で、バスがよく釣れる野池では、木や植物が生えていたり、ヘラ台があったり、水門があったり、杭があったり、バスが居着きそうなポイントがけっこうあります。
確実にバスがいるであろう場所にルアーを投げることで、釣れる確率はグンとあがります。
お金がかからない

大規模な湖沼・ダム湖では、入場料や遊漁券の購入が必要な釣り場が多いですが、野池は無料の場合がほとんどです。管理釣り場なんて数千円かかるところも・・・。
初めのうちは、なかなか釣れないもの。その都度お金がかかると大変です。
とはいえ、初めて行く野池では、釣り禁止ではないか、管理者や入場料/遊漁券の有無をしっかり確認しましょう。
どんな野池がおすすめか?
小規模

あまり大きい池だと、どこにルアーを投げていいかわかりにくいことが多いです。小さい池の方が、魚との距離は自然と近くなり、ポイントを見つけやすいでしょう。
障害物や変化が多い

上の方でも少し触れましたが、バスは障害物や変化のある場所に居着くことが多いです。
ヘラ台、杭、木々や植物、流れ込み、水門、沈船など、障害物や変化が多くてゴチャゴチャした野池がおすすめです。
水が濁っている

バスは臆病な魚です。釣り人に気づくとすぐに逃げていきます。
水が濁っていたほうが、バスから釣り人が見えにくいです。また、ルアーも見えにくいので、騙しやすいです。
魚影が濃い

当たり前ですが、魚が多い野池がベターです。
魚影の濃い野池では、たとえ濁っていても、暖かい時期はバスの群れが浮いているか泳いでいる姿を確認できます。
また、ブルーギルが多い野池は、ほぼ間違いなくそれを食べているブラックバスもいます。
ブルーギルはいるのにブラックバスはいない野池なんてあるのかな?と疑問に思っているほどです。
晩秋〜冬は釣れにくい

ただし、特に小さい野池では、晩秋から冬はかなり釣れにくくなります。
放射冷却で表層の水温が下がり、冷やされて重くなった水が底に落ちていき水がかきまわされる、いわゆるターンオーバーが発生します。
水の動きによって、水底に沈んでいる木の枝や落ち葉が水面に上がってきたりするので、すぐにわかります。
ターンオーバーが発生すると、バスは釣れにくいと言われています。晩秋以降は、流れのあるインレットなどのポイントを攻めるか、川に行くと良いでしょう。
おわりに
バス釣りは、小規模で変化の多い野池で始めましょう。
近くに野池がない場合は、流れのゆるやかな小規模な河川か水路を探してみてください。
野池ほどではないですが、比較的釣りやすいです!
参考記事
野池に関連した記事がいくつかあります。ご興味があれば、ぜひご覧ください。