やっと釣れたバス。大きさを計測して記念撮影しておきたいですね。
しかしながら、バス釣りで使えるメジャーには様々なタイプがあり、どれを選ぶべきか迷います。
そこで、おかっぱりアングラーである筆者が、実際に使用したメジャー3タイプのメリットとデメリットを検証し、お伝えします。
筆者が実際に使用したメジャー3タイプ
巻尺(家庭用メジャー)

ベーシックギア「ダービースケール2」(幅の狭い巻取りメジャー)

ダイワ「ランカースケール」(折りたたみ式ボード型)

この3つのメジャーをもとに、メリットとデメリットを検証していきたいと思います。
巻尺(家庭用メジャー)のメリットとデメリット
メリットその1:かなり軽い
なんといっても、軽さが魅力。おかっぱりのランガンでも全く負担になりません。

メリットその2:バッグに入れる必要なし
キーリング付きのを買えば、カラビナに通してバッグの「D環」に付けています。
バッグの中のスペースを使う必要なし。

メリットその3:安い
いつ買ったかも覚えておらず、正確な値段はわかりませんが、一般的な家庭用であれば数百円で購入できるでしょう。
100円ショップでも購入できます。
デメリットその1:視認性が低い
数字が小さいのでパっと見では正確な数値が確認できません。

デメリットその2:写真撮影しづらい
放すと勝手に巻き取るタイプは、片手で押さえながら写真撮影する努力が必要となります。

デメリットその3:魚を直に地面に置く必要がある
正確に計測しようとすると、魚を直に地面に置く必要があるので、夏は使いづらいでしょう。
熱々のコンクリートの上に魚を置くわけにはいきません。
ベーシックギア「ダービースケール2」(幅の狭い巻取りメジャー)のメリットとデメリット
メリットその1:軽い
80g程度であれば、おかっぱりで携帯してもさほど苦にはなりません。

メリットその2:省スペース
バッグの中に入れても、さほどスペースをとりません。バッグのポケットやズボンのポケットに入れておけます。

メリットその3:視認性が比較的高い
目立つ色、大きな数字と目盛りで視認性は一般的なメジャーよりも高いでしょう。

メリットその4:比較的安い
正確な価格は忘れてしまいましたが、税込で900円前後だったと記憶しています。
1,000円以下となれば手を出しやすいと思います。
デメリットその1:巻きグセが付くので正確な計測がしづらい
これが、筆者個人的に感じた圧倒的なデメリットです。
ぐにゃぐにゃと曲がってしまっているので、正確な長さを測るのが困難でした。

デメリットその2:魚を地面に置く必要がある
魚の体が全て乗るほどの幅がないので、こちらも使う場所には気を遣う必要があります。

ダイワ「ランカースケール」(折りたたみ式ボード型)のメリットとデメリット
メリットその1:圧倒的な視認性の高さ
魚がまるまる乗っかるため、草などに邪魔されることなく視認性が抜群です。
下にあるグレーの数字と赤く大きな数字がかなり視認性を上げてくれていますね。

メリットその2:サイズを正確に計測できる
左端に魚の口を合わせることで、瞬時に正確なサイズを計測できます。
ボード型なので巻グセがついてグニャグニャになることもありません。

メリットその3:魚を直に地面に置く必要がない
よっぽどのモンスターでない限り、メジャーの上に魚体が丸々乗っかりますので、地面に直に置かずにすみます。

メリットその4:写真撮影がスムーズ
魚を乗っけて左端に口を合わせるだけでOK。視認性も抜群で写真映えします。
写真撮影をささっと済まし、素早くリリースできるのも利点です。

デメリットその1:高い
実勢価格は3,500円〜4,000円といったところ。
気軽に出せる額ではないかもしれません。
デメリットその2:重い
おかっぱりのランガン時、バッグに入れておくとそれなりの負担になる重さです。

デメリットその3:スペースをとる
少しでも荷物を少なくしたいおかっぱり。バッグの中のスペースをかなり奪われてしまいます。

個人的な評価まとめ
巻尺 | ベーシックギア 「ダービースケール2」 | ダイワ 「ランカースケール」 | |
タイプ | 家庭用メジャー | 幅の狭い巻取りメジャー | 折りたたみ式ボード型 |
価格の手頃さ | ◎ | ○ | △ |
携帯性 | ◎ | ○ | × |
視認性 | △ | ○ | ◎ |
写真撮影のしやすさ | × | △ | ◎ |
計測の正確さ | ○ | × | ◎ |
21年7月現在、バッグの中にダイワのランカースケールを入れつつ、巻尺をカラビナに通してバッグに付けています。
お気に入りのルアーで大きい魚が釣れた時等はランカースケールを使い、小さすぎて逆に計測したい時やおおよその大きさを知りたい時は巻尺でちゃちゃっと済ましています。
ダービースケール2は、巻きグセが嫌になり使っていません。正確さに欠けてしまっては、メジャーの意味がないと思ったからです。
正確な計測と写真撮影を大切にしたい方は、ランカースケール(折りたたみ式ボード型)をおすすめします。
しかし思えば、最初の半年間以上は、巻尺のみでなんとかやっていたんだなとも思いました。
身軽さと手頃さを求める方は、キーリングのついた巻尺で十分だと思います。